報道発表資料

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2005年01月17日
  • 地球環境

ワンガリ・マータイ ケニア環境副大臣の京都議定書発効記念行事への参加について

京都議定書が2005年2月16日(水)に発効することを記念し、同日に国立京都国際会館において、環境省、京都府、京都市が開催する記念行事に、先般、ノーベル平和賞を受賞されたワンガリ・マータイ ケニア環境副大臣に出席いただき、基調講演をいただくこととなりましたので、お知らせします。

 気候変動枠組条約の京都議定書が、2005年2月16日に発効することを記念し、同日に京都国際会館において、環境省、京都府、京都市の主催により、「京都議定書発効記念行事」を開催することとしています。

 ケニアの環境副大臣であるワンガリ・マータイ女史は、植林など環境保全活動への貢献が評価され、ノーベル平和賞を受賞されました。同氏は気候変動問題にも強い関心を持っておられるため、小池環境大臣の招待により記念行事に御参加いただき基調講演を行っていただくものです。

 記念行事の詳細については、近々発表する予定です。

 なお、ワンガリ・マータイ環境副大臣は毎日新聞社の招聘事業により来日するものです。

【ワンガリ・マータイ ケニア環境副大臣の略歴】

 1940年生まれ。生物学者を志し、71年、ナイロビ大学(ケニア)で東アフリカ出身の女性として初の博士号を取得した。77年に有志と「グリーンベルト運動」(非政府組織)を創設し、植林運動を開始。単なる自然保護運動ではなく、植林を通じて貧しい人々の社会参加の意識を高め、女性の地位向上を含むケニア社会の民主化に結び付けようとした。

現在ケニア全土に約1500カ所の苗床を持ち、参加者は女性を中心に約8万人。植林した苗木は3000万本に達し、「植林はケニアの民主化のシンボルになった」と言われている。2002年、得票率98%の圧倒的支持を得て国会議員に当選し、2003年に副環境相に就任。2004年、ノーベル平和賞を受賞した。

連絡先
環境省地球環境局総務課
課長   :盛山 正仁(6710)
 課長補佐:大村 卓  (6786)

環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
課長   :荒井 真一(6740)