報道発表資料

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2004年12月27日
  • 保健対策

「花粉症保健指導マニュアル」の改訂について(速報)-来春(平成17年)の花粉総飛散量の予測-

環境省では、保健活動にかかわる方々に、花粉症に係る現時点での最新の科学的知見や関連情報を紹介し、その活動に利用していただくことを目的として、「花粉症保健指導マニュアル」を平成12年に作成(平成15年に全面改定)し、環境省ホームページ上に公開しています(https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/001.html)。
 今年度も、新たな知見を踏まえての改定作業を進めており、毎日の花粉飛散量の予測に関する部分及び各関係省庁における調査研究状況に関する部分を更新する予定です。これらの変更部分につき速報版を公表いたします。
  1. 概要
     
    • 環境省においては、花粉症に係る現時点での最新の科学的知見や関連情報を紹介する目的で「花粉症保健指導マニュアル」を作成しており、環境省ホームページで公開しています(https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/html/001.html)。また、毎年、新たな知見を踏まえて更新を行っています。
       
    • 今年度は、毎日の花粉飛散量の予測に関する部分について、来春(平成17年)の花粉総飛散量(NPO花粉情報協会調べ)についての予測情報を加えて更新します。また、花粉症の病態の解明や治療法の開発等に関して各関係省庁で実施している調査研究を紹介する部分についても平成16年度版に更新します。
       
    • 来春(平成17年)の花粉総飛散量について
      全国的に観測史上1,2位を争う多さの花粉量が予想されます。
      昨年(平成15年)夏は、冷夏であり、今春(平成16年春)の花粉飛散が、例年より少なかったこともあり、来春の予測と今春を比較すると東京では15倍と予想されます。
      なお、現時点での予測は主に気象条件からの予測であり、年明けにも花芽の調査を踏まえて再計算される予定です。新たな情報が出しだい「花粉症保健指導マニュアル」にも反映させます。

    • 関係省庁における調査研究としては、文部科学省は「スギ花粉症克服に向けた基礎的・基盤的研究」、厚生労働省は「花粉症の臨床に関する研究」、林野庁は「森林に関する研究」、環境省は「大気汚染物質等が健康に及ぼす影響に関する総合的研究」を実施しています。

      
  2. 今後の対応
     
     今後、追加的な情報を収集し、「花粉症保健指導マニュアル」の最終的な改定版を年度内に公表予定です。
     なお、本情報については、既に、花粉症医療の担当省庁である厚生労働省等の花粉症対策関係省庁に提供し、適切な対応を依頼しています。
     
      (参考資料)
     ・ 都道府県別花粉総飛散量(平成17年春分の予測データを含む)(NPO花粉情報協会*作成)
    平成17年スギ花粉前線予測(NPO花粉情報協会作成)
    * NPO花粉情報協会 http://www.pollen-net.com/welcome.html
      

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部
課長   上家 和子(内6350)
 専門官 佐々木 健 (内6352)
 係長   入江 芙美 (内6352)
 担当   榮田 智志 (内6354)

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