報道発表資料

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1996年12月09日

気候変動枠組条約ベルリンマンデート・アドホックグループ第5回会合でのラウンドテーブルディスカッションにおける我が国からの議定書に盛り込むべき事項に関する提案について

 日本政府は、9日(月)午後(日本時間9日23時から)のラウンドテーブルディスカッションにおいて、前回の会合(7月)の際に議長より求められたベルリンマンデートの要素に関する具体的提案を行います。

 その全文は、別紙のとおり(日本語については、環境庁仮訳)です。
 *別紙については「地球環境部温暖化国際対策推進室」にお問い合わせください。

(速報)
AGBM第5回会合でのラウンドテーブルディスカッションにおける
我が国からの議定書に盛り込むべき事項に関する提案について

 気候変動枠組条約ベルリンマンデート・アドホックグループ会合第5回会合のラウンドテーブルディスカッションが、予定どおり開催され、オーストラリア、ガンビア、EUからの提案に次ぎ、現地時間9日4時から、我が国より、我が国からの議定書に盛り込むべき事項に関する提案を15分間行った。

 提案に対しては、次の3カ国から以下のようなコメントがあった。

1  EU
 政策及び措置の条項については、分野ごとに政策措置をとることについてはshallで規定されているが、中身について全く拘束性がないのはおかしい。

  → いわゆるメニューアプローチの考え方で政策措置を規定している旨返答。

2  マレーシア
 柔軟であることは結構だが、このような柔軟な対応をとっているうちに、島国が沈んでしまうようなことがある場合には、これに対して保険でもかけることを検討しているのか。

  → レビューメカニズムがきちんと整えられているため、対策がいい加減になるようなことはない旨返答。

3  米国
 2つの目標について、pとqの間には、具体的な相関関係があるのか。

  → pとqについて具体的な数値は全く想定しておらず、今後の交渉次第で決めていくものである旨返答。

 この後、更に12、3カ国から提案がされる予定となっている。

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課長:小林  光 (6740)
 補佐:河崎 哲久(6737)
 温暖化国際対策推進室
 室長:鈴木 克徳(6741)
 担当:中尾  豊 (6738)
 担当:奥山 祐矢(6739)