報道発表資料
<p style="font-size: 100%;"> 中央環境審議会 水環境・土壌農薬合同部会 バイオレメディエーション小委員会(委員長:松本聰秋田県立大学生物資源科学部教授)は、産業構造審議会 化学・バイオ部会 組換えDNA技術小委員会開放系利用技術指針作成ワーキンググループ(委員長:藤田正憲大阪大学大学院工学研究科教授)と合同で審議を行い、「微生物によるバイオレメディエーション利用指針について(報告案)」をとりまとめました。<br />
本案について、広く国民の皆様から御意見をお聴きするため、御意見を募集(パブリックコメント)いたします。 御意見のある方は御意見募集要領に沿って御提出下さい。</p>
本案について、広く国民の皆様から御意見をお聴きするため、御意見を募集(パブリックコメント)いたします。 御意見のある方は御意見募集要領に沿って御提出下さい。</p>
- 概要
バイオレメディエーションとは、微生物等の働きを利用して汚染物質を分解・無害化することによって、土壌・地下水等の環境汚染の浄化・修復を図る技術です。微生物を利用するバイオレメディエーションは、多様な汚染物質への適用可能性をもち、投入エネルギーが理論的には少なく、一般的に浄化コストも低く済む可能性があり、環境浄化のための将来の主要技術の一つと考えられていますが、外部で培養した微生物を導入するバイオオーグメンテーションは、生態系等への有害な影響を与えるおそれがないとは言えないことから、あらかじめ安全性の評価を実施してから利用することが適当な手法として位置づけられます。しかしながら、この安全性評価は、事業者にとって未だ経験が浅く、その統一された評価手法が存在していないのが現状です。
このような背景の下、本年3月23日に、中央環境審議会 水環境・土壌農薬合同部会バイオレメディエーション小委員会が設置され、産業構造審議会 化学・バイオ部会 組換えDNA技術小委員会開放系利用技術指針作成ワーキンググループと合同で審議を行い、今般、「微生物によるバイオレメディエーション利用指針について(報告案)」をとりまとめ、本案について広く国民の皆様から意見募集(パブリックコメント)を行うこととしました。
- 意見提出について(詳細は御意見募集要領参照)
御意見のある方は、別添の「御意見募集要領」に沿って、平成16年11月8日(月)から、平成16年12月7日(火)までに提出ください。御意見に対して個別の回答はいたしかねますので、その旨御了承願います。
また、寄せられた御意見については、とりまとめの上、中央環境審議会 水環境・土壌農薬合同部会 バイオレメディエーション小委員会に報告し、審議の参考に供するとともに、公表する予定です。
なお、本報告は、水環境・土壌農薬合同部会への報告を経て、中央環境審議会の最終的なとりまとめが行われる予定です。環境省はこれを受けて、経済産業省とともに微生物によるバイオレメディエーション利用指針を策定することとしております。
- 留意点
本報告案は産業構造審議会 化学・バイオ部会 組換えDNA技術小委員会開放系利用技術指針作成ワーキンググループと合同でとりまとめたものであり、経済産業省においても同時に意見の募集を行っております。御意見は環境省又は経済産業省のいずれかに御提出いただければ、両省において考慮されることとなりますので、同じ御意見を2つの省に提出していただく必要はありません。
- 添付資料
添付資料
- 連絡先
- 環境省中央環境審議会水環境・土壌農薬合同部会 バイオレメディエーション小委員会事務局
環境省環境管理局総務課環境管理技術室
室長 :徳永 泉 (内6550)
室長補佐:瀬川 正宇(内6551)
担当 :田中 裕子(内6557)