報道発表資料

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2004年10月15日
  • 地球環境

平成16年度CDM/JI関連設備等整備事業に係る事業案件の第一次採択結果について

 平成16年度CDM/JI関連設備等整備事業について、1件の事業を採択しましたので、お知らせします。

 

CDM/JI関連設備等整備事業について

 気候変動に関する国連枠組条約に基づく京都議定書には、数値約束を達成するための柔軟性措置として「クリーン開発メカニズム(CDM)」、「共同実施(JI)」などの制度(京都メカニズム)が盛り込まれており、我が国においてもCDM/JIも活用しながら約束達成を図ることとしています。

 クリーン開発メカニズム(CDM)
 先進国の資金・技術支援により開発途上国において温室効果ガスの排出削減事業を実施し、そこから生じる削減量を先進国の削減約束の達成に利用できる制度。途上国にとっても、自国に対する技術移転と投資の機会が増し、途上国の持続可能な発展に資する。
 共同実施(JI)
 CDMと同様の排出削減事業を、削減目標を有する先進国間で実施するもの。事業が実施されたホスト国で生じる削減量を、投資国の削減約束達成に利用できる制度。


 環境省では、CDM/JIプロジェクトの実現を支援するため、昨年度に引き続きCDM/JI関連設備等整備事業を実施します。これはCDM/JIプロジェクトの実現可能性調査(フィージビリティ・スタディ)の結果等により、実現可能性や費用対効果が高いと認められるプロジェクトについて、第三者機関によるプロジェクトの適格性審査に係る手続費用やCDM/JIプロジェクト実施のための設備導入に要する費用等の一部を補助するものです。
 先般、公募期間(7/20~8/31)に応募があった案件の中から、「CDMプロジェクト支援委員会」の委員を含む専門家の助言を得て、以下の1件を採択しました。

団体名調査名対象国事業区分
清水建設 エレバン市ヌバラシェン埋立処分場メタンガス回収・発電プロジェクト アルメニア共和国 CDM
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課国際対策室
室長:水野  理(6772)
 補佐:小笠原 靖(6796)
 係長:辻脇 基成(6781)