報道発表資料

この記事を印刷
2004年07月26日
  • 自然環境

外来生物対策国際シンポジウムの開催について

 平成16年8月29日(日)に神奈川県横浜市において外来生物対策国際シンポジウム「外来生物法の制定と有効な対策の推進」を環境省等の主催で開催します。
 生態系や人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼす外来生物を特定外来生物として指定し、その飼養、栽培、保管又は運搬、輸入その他の取扱いを禁止するとともに、国等による防除等の措置を講じることなどを内容とする「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」が国会で成立し、本年6月2日に公布されました。外来生物による被害の防止に関しては、既に野外に存在して被害を生じている外来生物について、関係者が連携して計画的な防除を実施することが大きな課題となっています。
 本シンポジウムは、外来生物に関わる国内外の専門家の方々をお招きし、講演やパネルディスカッションを通じて、外来生物の防除に係る事例や課題を整理し、今後の外来生物対策の展望を明らかにすることを目的としております。

1. 開催日時 平成16年8月29日(日)13:30~16:30
 
2. 開催場所 横浜国立大学教育文化ホール(神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台79-1)
 
3. 主催者 環境省、生物多様性JAPAN、横浜国立大学21世紀COEプログラム「生物・生態環境リスクマネジメント」
 
4. テーマ 「外来生物法の制定と有効な対策の推進」
 
5. 内容 国内外の外来生物に係る講演及びパネルディスカッション(同時通訳有)
(1) 講演
「外来生物法の概要と環境省の取り組み」
 環境省自然環境局
「各国における外来生物対策について」
 Dr Mick Clout (University of Auckland)
「イギリスにおけるヌートリア根絶事例について」
 Mr Simon John Baker(UK Department for Enviroment, Food and Rural Affairs)
「北海道のアライグマ対策」
 新田紀敏 氏(北海道環境生活部)
「奄美大島におけるマングースの防除について」
 石井信夫 氏(東京女子大学)
(2) パネルディスカッション
「外来生物の防除に係る課題について」
 コーディネーター:岩槻邦男 氏(放送大学) パネラー:上記講演者
 
6. 参加費 無料
         
7. 参加申込
   参加を希望される方は、8月20日(金)(必着)までに、氏名、所属、住所、電話番号を明記の上、FAX、郵送又は電子メールで表題を「シンポジウム参加希望」として下記の申込先までご連絡ください。なお、会場のスペースに限りがありますので、希望者が多数の場合は先着順とさせていただきますのでご了承ください。
8. 問い合わせ、申込み先
  環境省自然環境局野生生物課(外来生物担当:堀上、福原)
TEL:03-3581-3351  FAX:03-3504-2175
E-mail:gairai@env.go.jp

9. その他
   本シンポジウムに関連して、生物多様性JAPAN及び横浜国立大学21世紀COEプログラム「生物・生態環境リスクマネジメント」が主催(環境省後援)する国際会議「外来種リスクの評価と管理」が開催されます。この国際会議は、外来生物対策に関する学術的会議として位置付けられ、より専門的な国内外の研究発表等が行われ、本シンポジウムの講演者の発表も予定されております。詳しくは、下記ホームページをご参照ください。
  日程:8月26日(木)~29日(日)(※29日は午前で終了)
  場所:横浜国立大学教育文化ホール(シンポジウム会場と同じ)
  国際会議に関するホームページ:http://vege1.kan.ynu.ac.jp/isp/jpn.html

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長  :名執 芳博(6460)
 企画官 :上杉 哲郎(6980)
 課長補佐:堀上 勝 (6981)
 担当  :福原 裕 (6983)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。