報道発表資料

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2004年07月07日
  • 水・土壌

ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査結果(平成16年度後期)について

 平成16年度に環境省が実施するダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査については、環境省が測定分析機関の受注資格審査を行い、受注資格があると認める機関に対して競争入札等への参加を認めることとしている。
 平成16年度後期の受注資格審査は、平成16年4月12日から16日まで申請の受付を行ったところ、97機関(項目追加の機関を含む)から申請があり、審査の結果、64機関が合格し、合格率は66%であった。合格した機関には平成16、17年度2年間の受注資格が付与される(ただし、平成15年度に受注資格審査に合格した機関が測定対象項目の追加を申請し合格した場合は、当該項目に係る受注資格の有効期間は平成16年度限りとする)。


 

経緯

 ダイオキシン類の測定・分析については、超微量の物質を多数の同族体・異性体に分離し同定しなければならず、前処理等の極めて複雑な操作と高分解能の質量分析計等を利用する高度な技術を要することから、測定・分析の精度管理が極めて重要な課題となっている。
 このため環境省では、平成12年11月に「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理指針(以下「指針」という。)」を策定し、この指針の普及を図り、ダイオキシン類の環境測定の信頼性を確保するための措置の一環として、平成13年度から、環境省が実施するダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査の受注資格審査を実施している。
 平成16年度の受注資格についても、指針に規定された事項等が実施されているかについて審査を行い、その結果ダイオキシン類に係る環境測定を的確に実施できると認めた機関であることを受注先の要件に加えることとし、審査の方法について平成15年11月に官報に公告したところである。

受注資格審査の結果

 審査の申請は、前期・後期の2回受け付けることとなっているが、今般後期の審査結果をとりまとめた。今期は97機関から申請があり、64機関(66%)が合格した。合格した機関には平成16、17年度2年間の受注資格が付与される。 ただし、平成15年度の受注資格審査に合格し、平成16年度の受注資格を既に有している機関が測定対象項目の追加を申請し、合格した場合は、当該項目に係る受注資格の有効期間は平成16年度限りとする。
 合格機関名は別紙1のとおりであり、本日付けで環境省ホームページにも掲載する。なお、各申請機関に対しては、合否及び否とされた場合にはその理由を個別に文書で通知した。
 また、別紙2に現時点で16年度の受注資格を有する機関の一覧を示している。



平成16年度後期審査結果
  申請機関数合格機関数合格率(%)
一貫分析機関  69(28)  55(25)  80
試料採取専門機関  28(3)  9(3)  32
 97(31)  64(28)  66
注:( )内の数字は、平成15年度及び平成16年度前期に合格し、平成16年度後期に項目の追加を申請した機関の数。


 
(参考)平成16年度前後期を通じた審査結果
  申請機関数合格機関数合格率(%)
一貫分析機関  158  116  73
試料採取専門機関  50  18  36
 208  134  64

添付資料

連絡先
環境省環境管理局総務課ダイオキシン対策室
室長  :牧谷 邦昭(内6532)
 室長補佐:太田志津子(内6579)
 担当  :山井  毅(内6571)
     :高嶋  洋(内6571)

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