報道発表資料

この記事を印刷
1998年09月21日

大阪府豊能郡ごみ焼却施設に係る厚生省の調査結果を踏まえた環境庁の対応について

今般,厚生省の調査により,大阪府豊能郡のごみ焼却施設の湿式排煙処理設備の堆積物及び残留水から,過去に例のない極めて高濃度のダイオキシンが検出されたことを踏まえ,環境庁としては当面以下の対応を緊急に行うこととした。
  1. 環境庁としては、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法に基づき、類似の施設の運転状況について、立入検査を緊急に実施することを都道府県・政令市の環境部局に指示する。
  2. 環境庁は、1.の都道府県の立入検査結果がまとまり次第,対象施設を絞り込み、ダイオキシン類に係る排水等の調査及び施設周辺の環境調査等を厚生省と連携して行い、必要な対策を検討する予定である。
  3. 豊能郡のごみ焼却施設については,施設周辺における大気等の環境調査及び人の曝露状況に関する調査を地元自治体と連携しつつ実施することを予定している。

なお,豊能郡ごみ焼却施設は,平成9年6月より運転を停止しており,また,施設内に残留する高濃度のダイオキシン汚染物の飛散防止策等を実施することについて,厚生省から関係自治体に指導が行われたところである。

連絡先
環境庁企画調整局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室 長 :上田 博三(内線6340)
 補 佐 :牧谷 邦昭(内線6341)

環境庁大気保全局大気規制課
課 長 :飯島  孝(内線6530)
 補 佐 :佐々木裕介(内線6547)

環境庁水質保全局水質規制課
課 長 :畑野  浩(内線6640)
 補 佐 :西嶋 英樹(内線6643)