報道発表資料
環境省では、地球環境保全政策を科学的側面から支援することを目的として、地球環境研究総合推進費(以下「推進費」という。)による研究を推進しています。
推進費は競争的研究資金として運用しており、産学官の研究機関から応募のあった126の応募課題について、専門家・有識者で構成される地球環境研究企画委員会において審査を行いました。
このほど、審査結果及び地球環境に関する国内外の最新の研究動向を踏まえ、戦略的研究開発プロジェクトの構成研究として5課題(5課題で1プロジェクトを構成)、地球環境問題対応型研究領域研究として8課題、課題検討調査研究として3課題の合計16課題を、推進費の平成16年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成16年度から、中長期温暖化対策シナリオ構築を目指した戦略研究開発プロジェクト等に着手することとしました。
推進費は競争的研究資金として運用しており、産学官の研究機関から応募のあった126の応募課題について、専門家・有識者で構成される地球環境研究企画委員会において審査を行いました。
このほど、審査結果及び地球環境に関する国内外の最新の研究動向を踏まえ、戦略的研究開発プロジェクトの構成研究として5課題(5課題で1プロジェクトを構成)、地球環境問題対応型研究領域研究として8課題、課題検討調査研究として3課題の合計16課題を、推進費の平成16年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成16年度から、中長期温暖化対策シナリオ構築を目指した戦略研究開発プロジェクト等に着手することとしました。
1.推進費の概要
- 環境省では、平成2年度から推進費を活用して、国立試験研究機関、独立行政法人、大学、民間研究機関等、様々な分野の研究機関、研究者の連携・協力の下に、地球環境研究を総合的に進めています(平成16年度予算額30億円、継続課題は2プロジェクト及び35課題)。
- 本研究資金により、地球環境の将来予測・影響・対策等に関する数多くの科学的知見を蓄積しつつあり、例えば、地球温暖化に関する研究成果は、IPCCの第3次評価報告書へ引用される等、国際的な面からも貢献しています。
- 「推進費」では、基礎研究、応用研究を含め広く研究を実施していますが、特に、地球環境問題を解決に導くための施策・政策に対する科学的な貢献を明確に志向した研究(政策反映志向型の研究)であることが要件となっています。
2.審査(事前評価)について
- 推進費では、新規研究課題の選定に当たり公募を行い、研究者から応募のあった研究課題の中から、科学的・技術的な観点のほか、地球環境保全政策への科学的側面からの貢献・寄与の大きさといった点も重視した上で、実施すべき研究課題を競争的に選定する仕組みとなっています。
- 外部専門家・有識者により構成された地球環境研究企画委員会(委員長:近藤次郎(財)国際科学技術財団理事長)において、応募書類審査及びヒアリング審査を実施しました。
3.新規研究課題の概要について
- 審査結果及び地球環境に関する国内外の最新の研究動向を踏まえ、戦略的研究開発プロジェクトを構成する研究5課題、地球環境問題対応型研究領域研究8課題及び課題検討調査研究3課題(合計16課題)を、推進費の平成16年度新規研究課題として決定しました。
- 採択が内定した研究課題の課題名、代表者の氏名等については、別紙のとおりです。
- 応募課題数及び採択課題数は以下のとおりです。
研究対象分野 | 応募課題数 | 採択課題数 |
---|---|---|
◎戦略的研究開発領域 ○脱温暖化社会に向けた中長期的政策オプションの 多面的かつ総合的な評価・予測・立案手法の確立 に関する総合研究プロジェクト |
10 | 5 (5課題を戦略研究としてプロジェクト化) |
◎地球環境問題対応型研究領域 ○オゾン層の破壊・地球の温暖化 ○酸性雨等越境大気汚染・海洋汚染 ○自然資源の劣化 (熱帯林の減少、生物多様性の減少、砂漠化等) ○地球環境保全のための社会・政策研究 |
91 (42) (17) 19) (13) |
8 (3) (1) (2) (2) |
◎課題検討調査研究 | 53 | 3 |
合計 | 154 | 16 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
室長: 高橋 康夫(内線6730)
補佐: 渡辺 且之(内線6732)
担当: 七目木修一(内線6732)