報道発表資料
このフォーラムは、アジア太平洋地域にふさわしいより衡平で持続可能な開発のモデルを2004年までに提示することを目的に、アジア太平洋地域の環境大臣が集まる年次会合(エコアジア)で平成13(2001)年10月に設立されたものです。これまで、タイ・バンコク、インドネシア・ジャカルタ、中国・桂林、モンゴル・ウランバートルで開催されました。
1.日時 :平成16年5月25日(火)~26日(水)
2.場所 :インターコンチネンタル・アスタナ・ホテル(カザフスタン、アスタナ)
3.主催 :環境省、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、国連環境計画(UNEP)、カザフスタン共和国環境保護省
4.出席者:別紙のとおり
5.内容 :
以下の点について議論が行われました。
(1)中央アジアの環境問題
アラル海、砂漠化、逼迫する水資源、脆弱な生態系の劣化等が紹介され、議論が行われました。中央アジア以外の他のアジア地域と経験を交流させることが重要である、との指摘がありました。
(2)APFED最終報告文書の第一次案について
最終報告書、アクションプラン、エグゼクティブサマリーからなる最終報告文書の第一次案について議論を行いました。
最終報告書については、アジア太平洋地域の多様性への対応、同地域独自の優先課題への対応、実現可能性、といった観点から意見交換が行われました。
アクションプランについては、新しい発展モデルを明らかにし、様々な主体が参加できるようにするべきものである、との指摘がありました。
エグゼクティブサマリーについては、政策立案者の関心を引くような記述にすべきとの指摘がありました。
(3)APFED提言の実施に向けて
APFED提言の具体的実施に向け、今後ともAPFEDメンバーが中心となってリーダーシップを発揮していくことの重要性が確認されました。
(4)APFEDコミットメントについて
APFEDが一昨年のヨハネスブルグサミットで行った以下の三つのコミットメントについて、その実施作業の進捗状況等について報告がありました。
[1]優良政策事例の収集分析
[2]能力開発プログラムの収集
[3]研究者・研究機関のネットワークの構築
(5)次回会合について
次回の最終会合は、12月2日、3日に日本で開催されることとなりました。次回会合では、APFEDの最終報告文書を採択する予定です。
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課
課長 :石野 耕也(6710)
調査官:塚本 瑞天(6720)
補佐 :佐藤 邦子(6722)