報道発表資料

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1996年11月27日

平成8年度大気汚染防止推進月間について

環境庁では、毎年12月を大気汚染防止推進月間として、大気汚染物質の濃度の高くなる冬季における対策の推進を、広く国民に呼びかけてきたところである。
 特に、本年は、去る6月の環境月間以来アイドリング・ストップ運動を展開してきたところであり、本月間においてもアイドリング・ストップ運動の推進を重点的に行うこととする。

1.実施期間

平成8年12月1日(日)から12月31日(火)までの1ヵ月間

2.重点事項

 (1)  運輸事業者等によるアイドリング・ストップを推進する。また、駐車禁止規制の遵守、過積載防止の徹底、自動車点検整備の励行、公共交通機関の利用促進等についても推進する。 
 (2)  企業の物流担当者による入出荷貨物台数の抑制を推進する。
 (3)  ビル所有者等による暖房設定温度の適正化及び暖房用ボイラーの燃料の良質化を推進する。
 (4)  広く国民によるアイドリング・ストップの実施、自家用車の過剰利用を控え公共交通機関を利用すること、こまめに暖房や電気のスイッチを切ること等、大気環境保全に配慮した生活様式を推進する。

3.実施体制

  主催:環境庁、全国都道府県、公害健康被害補償予防協会
  後援:総務庁、警察庁、厚生省、農林水産省、通商産業省、運輸省、建設省
  協力:環境事業団、関西経済連合会、経済団体連合会、経済同友会、
     首都高速道路公団、石油化学工業協会、石油連盟、全国個人タクシー協会、
     全国自家用自動車協会、全国乗用自動車連合会、全国通運連盟、
     全国ビルメンテナンス協会、全日本トラック協会、電気事業連合会、
     東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、日本ガス協会、
     日本貨物運送協同組合連合会、日本貨物鉄道、日本環境協会、
     日本経営者団体連盟、日本建設業団体連合会、日本自動車会議所、
     日本自動車工業会、日本自動車整備振興連合会、日本自動車連盟、
     日本商工会議所、日本新聞協会、日本チェーンストア協会、日本鉄鋼連盟、
     日本道路公団、日本バス協会、日本百貨店協会、日本ビルヂング協会連合会、
     日本ボイラ協会、日本放送協会、日本民営鉄道協会、日本民間放送連盟、
     日本陸送協会、阪神高速道路公団、東日本旅客鉄道
                            以上41団体(五十音順)

4.実施方法

 (1)月間オープニングイベントを開催。
   ・12月2日(月)18:00~19:30:東京池袋サンシャインシティにて
      ・18:00~18:30 月間キャッチフレーズ表彰式(長官出席)
      ・18:30~19:30 コンサート
              (香坂みゆき、ジャズコーラスグループ「タイムファイブ」)
 (2)アイドリング・ストップ運動を重点的に展開。
   ・全国6ヶ所で地域ぐるみの自主的な取組の展開。
   ・各企業においても自主的な取組の展開。
 (3)キャッチフレーズを公募
   ・応募総数 8,028点
    ・環境庁長官賞 
     「すんだ大気と星の郷(さと) 君の未来に贈りたい」
     (岡山県・前川浩一さん・33歳)
    ・公害健康被害補償予防協会会長賞 
     「「汚しません」それが空へのラブレター」
     (滋賀県・門木 隆明さん・73歳)
   ・その他、入選作3点、佳作12点を選定。
 (4)普及啓発のためのポスターを作成、配布し全国で掲出。(約10万枚)
 (5)窒素酸化物濃度の予報をラジオで放送。また、インターネットの環境庁
    ホームページにおいても提供。
   (12月2日~27日のうち土曜日、日曜日、祝日を除く日)
   ・首都圏 TBSラジオ 18:30~18:35 「荒川強啓 デイキャッチS」内
   ・大阪地区 ABCラジオ 9:30頃 「安部憲幸のアベ9ジラ」内
 (6)こどもエコクラブへ大気保全情報を提供。
 (7)政府広報等を通じ広く国民に向け普及広報を実施。
 (8)その他、本月間の趣旨に沿った事業の全国的な展開を推進。
連絡先
環境庁大気保全局企画課
課   長 櫻井  正人(6510)
 課長補佐 西久保裕彦(6512)
 担   当 小笠原  靖(6517)