報道発表資料

この記事を印刷
2004年03月12日
  • 自然環境

山口県高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺における野生鳥類のウイルス検査の結果について

山口県の高病原性鳥インフルエンザの発生地周辺で捕獲した野生鳥類の検体について、鳥取大学でウイルス検査を実施したところ、次のとおりの結果となりましたので、お知らせいたします。

 山口県での高病原性鳥インフルエンザの発生を受け、科学技術振興調整費緊急研究「高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急調査研究」により、発生地周辺で野生鳥類を捕獲するとともに、水鳥等の糞を採取し、ウイルス感染の有無の調査を実施しておりましたが、本日、鳥取大学より、全ての検体がインフルエンザウイルスに陰性であった旨の連絡がありました。本調査の対象となった野鳥類の検体については、高病原性鳥インフルエンザウイルスには感染していなかったこととなります。

(経緯)

1. 1月11日  山口県内の養鶏場において高病原性鳥インフルエンザの感染が確認。
  1月19日  環境省職員による概況調査により、14種(うち渡り鳥4種)の生息を確認。
  2月21~27日  科学技術振興調整費を活用し、関係府省の連携の下で行われる「高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急調査研究」により、自然環境研究センターが、山口県の発生地周辺において野生鳥類の生息状況について詳細調査。
  また、鳥取大学が野生鳥類のウイルス保有調査を実施するため、自然環境研究センターと協力して、野鳥個体91羽、水鳥及びカラスの糞190検体を採取
  3月12日  鳥取大学での検査の結果、山口県から採取された全ての検体は陰性であることが確認される。
2. 調査対象となった鳥類の種類(別添のとおり)

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長  :名執 芳博(6460)
 鳥獣保護業務室
 直通  :5521-8285
 室長  :渡辺  聡 (6470)
 専門官:則久 雅司(6493)

文部科学省研究振興局ライフサイエンス課
 直通  :6734-4106
 課長  :戸谷 一夫(4360)
 がん研究調整官:奥村 二郎(4361)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。