報道発表資料
環境庁は、4月1日、平成9年度のこどもエコクラブの参加募集を開始した。
こどもエコクラブは次世代を担う子ども達が、地域での主体的な環境学習実践活動を通じて、将来にわたり環境保全の意識を持ち、環境にやさしいライフスタイルを実践することを推進するため、環境庁が平成7年度から実施しいる事業で、本年度3年目を迎える。
こどもエコクラブの募集は、全国の市区町村の環境担当課が窓口となっている、小中学生なら誰でも参加できる。
こどもエコクラブは次世代を担う子ども達が、地域での主体的な環境学習実践活動を通じて、将来にわたり環境保全の意識を持ち、環境にやさしいライフスタイルを実践することを推進するため、環境庁が平成7年度から実施しいる事業で、本年度3年目を迎える。
こどもエコクラブの募集は、全国の市区町村の環境担当課が窓口となっている、小中学生なら誰でも参加できる。
こどもエコクラブの参加方法について
こどもエコクラブは、地域での主体的な環境学習や環境保全活動を実践する子ども達による環境クラブ。小中学生なら、数人から20人程度のグループを作ることによって誰でも参加できる。クラブの活動を支援したり事務局と連絡をとるサポーター(大人)を一人以上つけることが必要。
平成8年度は全国で2950クラブ、45000人の小中学生が参加した。
こどもエコクラブの参加募集に先立ち、環境庁は、募集パンフレット、会員手帳、バッジ等の各種キットを、募集の窓口となる全国の自治体(都道府県及び市区町村の環境担当課)に配布した。
なお、本年度募集パンフレットの表紙のイラストは、96年度こどもエコクラブパートナーシッププログラムとして実施された「がんばれ!こどもエコクラブ・全国環境ポスターコンクール」で環境庁長官賞を受賞した、大阪府豊中市立東豊台小学校2年生の椋本早紀さんの作品をデザイン化したもの。
こどもエコクラブ事業について
1.事業の背景・目的
21世紀に向けて環境への負荷の少ない持続可能な社会を構築するため、次世代を担う子ども達が、地域の中で仲間と一緒に主体的に地域環境、地球環境に関する学習や具体的な取組・活動が展開できるよう支援することを目的として、平成7年度から小・中学生を対象として開始した事業である。
2.事業の概要
- (1) 参加・登録方法
- {1}クラブは、小・中学生の数人から20人程度の仲間と、その活動を応援する身近な大人であるサポーターから構成される。
- {2}各クラブは、地方公共団体(市区町村の環境担当課)を通じて、こどもエコクラブ全国事務局((財)日本環境協会内)に名称・構成員等を登録する(平成9年度末現在登録数:約2,950クラブ、約45,000人)。
- (2) 活動内容
- {1}各クラブの自主的な活動(エコロジカルあくしょん)
ごみ探索、水生生物調査、環境家計簿づけ、リサイクル活動など、それぞれのクラブの興味・関心に基づき、自らが内容を決めて自主的に行うもの。 - {2}全国のクラブの共通的活動(エコロジカルとれーにんぐ)
クラブの活動を豊かなものにするため、全国事務局でデザインした任意の共通的活動。生き物ウォッチング、環境タウンマップづくり等があり、会員手帳に示され、一定の課題を達成するとアースレンジャー認定証がもらえる。
- {1}各クラブの自主的な活動(エコロジカルあくしょん)
- (3) クラブへの支援
- {1}会員手帳等の配布
登録されたクラブには、こどもエコクラブの考え方、活動方法等を説明する会員手帳、会員バッジ、活動事例や環境に関する分かり易い情報等を掲載したニューズレター(隔月)等が全国事務局より送付される。 - {2}全国フェスティバルの開催 全国のクラブの活動を応援し、相互の交流を深めるため、全国フェスティバルを開催する(平成8年3月に横浜で開催、平成9年3月に埼玉県川口市で開催予定)。
- {3}GLOBE(環境のための地球規模の学習及び観測)プログラムへの参加
大気環境(気温等)を観測するクラブは、地方公共団体の環境学習センター等の協力により、米国の提唱による世界の子ども達のための地球観測・学習プログラム(インターネットを通じた大気環境画像処理プログラム)に参加できる(現在、東京都板橋区、山梨県等の7クラブが参加→観測に必要な機器、インターネットに接続された端末等が地方公共団体の設備等に整備されていることが参加の条件となる)。 - {4}その他 この他、地方公共団体の開催する地域のこどもエコクラブ交流会、企業による支援等、こどもエコクラブを応援する輪が拡がっている。
- {1}会員手帳等の配布
- 連絡先
- 環境庁企画調整局企画調整課環境保全活動推進室
室長 :竹内 恒夫(6196)
室長補佐 :杉山 多恵(6262)
担当 :鮎川 智一(6264)