報道発表資料
カルタヘナ議定書第1回締約国会議が2月23日(月)~27日(金)の日程で、クアラルンプール(マレーシア)にて開催される。会議では遺伝子組換え生物等の取扱、輸送、包装、表示の詳細な要件、議定書の遵守を促進し不履行の事案に対処するための手続き等について議題となる予定。
また、議定書の発効及び国内法の施行にあわせ、関連する情報を提供するホームページを開設した。
また、議定書の発効及び国内法の施行にあわせ、関連する情報を提供するホームページを開設した。
- これまでの経緯
○ 「生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」(以下「議定書」という。)は、遺伝子組換え生物の使用による生物多様性への悪影響を防止することを目的として、2000年1月に採択され、議定書発効に必要な50カ国が締結した日から90日後の2003年9月11日に発効。 ○ 我が国は、これに対応する国内法として「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(以下「カルタヘナ法」という。)及び関連する政省令等の整備を進め、2003年11月21日に議定書を締結。議定書の規定により締結の90日後の2004年2月19日から議定書が我が国について発効した(カルタヘナ法も同日施行)。 ○ 2004年2月16日現在、86カ国及びECが議定書を締結しており、我が国は73番目。遺伝子組換え生物等の主要な生産国であるアメリカ、アルゼンチン、カナダは締結していない。
- 議定書第1回締約国会議の開催
(1) 開催地・会議期間 : クアラルンプール(マレーシア) 2004年2月23日(月)~27日(金)(生物多様性条約第7回締約国会議に引き続き開催)
(2) 主な議題 ○ 輸入締約国の意思決定を容易にするための手続及び制度について ○ バイオセーフティに関する情報交換センター(Biosafety Clearing-House:BCH)の活動内容について ○ 遺伝子組換え生物等の取扱い、輸送、包装、表示の詳細な要件について ○ 議定書の遵守を促進し不履行の事案に対処するための手続きについて ○ 遺伝子組換え生物等の国境を越える移動から生ずる損害についての責任及び救済に関する国際的な規則及び手続について
- バイオセーフティに関するホームページの開設
我が国についての議定書の発効、カルタヘナ法の施行にあわせ、議定書とカルタヘナ法に関する情報提供を目的とした日本のバイオセーフティクリアリングハウス(J-BCH)を開設した(http://www.bch.biodic.go.jp/)。
このサイトでは、議定書事務局の設置するバイオセーフティに関する情報交換センター(BCH)と連携し、議定書やカルタヘナ法の内容、カルタヘナ法に基づいて国内で使用規程が承認された遺伝子組換え生物等に関する情報を提供していくこととしている。
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 :名執 芳博(6460)
課長補佐:水谷 知生(6468)
課長補佐:安田 直人(6475)
担当 :羽井佐幸宏(6468)