報道発表資料

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2004年01月11日
  • 地球環境

小池環境大臣のクウェート出張の結果について

小池環境大臣は、クウェート国のサバーハ首相、ジャービル副首相をはじめ、クウェート環境庁長官及び環境ボランティア協会会長と会談し、クウェート国内やアラビア湾及びその周辺地域における環境問題及び我が国との間の環境協力につき、意見交換を行いました。
1.要人との会談の概要

サバーハ首相
 これまでの両国の良好な経済関係に加え、今回の小池環境大臣のクウェート訪問を契機として、環境協力についても新しい発展をしていくことについて一致。首相よりクウェートにおいて近年環境問題への関心が高まっていること。我が国の環境分野におけるこれまでの協力、とりわけクウェート湾の魚の大量死の際の我が国からの専門家の派遣に対し、謝意が表明された。
  更に首相よりアラブの社会のことをよく知った小池大臣がアラビア語で環境のことを話していただければクウェートのすべての人が環境問題について理解を深める上で意義ある旨述べられた。
 
ジャービル副首相*
 ジャービル副首相より我が国がクウェートに対し実施してきた様々な環境協力事業に対し謝意が示された。両国間の環境協力の更なる発展について意見交換を行った。
(注) ジャービル副首相は、最高環境会議(クウェートの環境行政に関する最高の意思決定機関)の議長
 
サラウィ環境庁長官
 サラウィ長官より、我が国がクウェートに対し実施してきた様々な環境協力事業に対し謝意が表明された。また、クウェートにおける最近の環境問題(大気汚染、海洋汚染、生物多様性など)への取組状況について紹介があった。
 
アムサール環境ボランティア協会会長 
 環境教育への重要性、NGOも含めた両国間の幅広い環境協力の推進について意見交換を行った。


2.その他

(1) 小池大臣は、アリー・アル・サーレム空軍基地を視察すると共に、クウェートに駐屯している航空自衛隊先遣部隊の隊員と面会し、激励を行った。
(2) また、同大臣は、1月11日にクウェートで開催された第9回日本・クウェート民間合同委員会(クウェート側主催者:クウェート商工会議所事務局、日本側主催者:クウェート委員会)に来賓として出席し、会議開会に当たりアラビア語による挨拶を行った。
(3) 小池大臣は、(クウェート滞在中、)クウェートテレビ及びドバイテレビのインタビュー番組に出演し、アラビア語でクウェート国民をはじめとする湾岸地域の人々に対し、本地域における環境保全の重要性や我が国からの環境協力について直接訴えた。
連絡先
環境省地球環境局総務課
課長:石野 耕也(6710)
 補佐:松永 龍児(6725)