報道発表資料

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2004年01月09日
  • 大気環境

交通と環境に関するマニラ政策対話の開催について

環境省は、フィリピン運輸通信省との共催により、1月16日(金)及び17日(土)の両日、「交通と環境に関するマニラ政策対話(Manila Policy Dialogue on Environment and Transport in the Asian Region)」をフィリピン・マニラで開催します。
 本政策対話は、昨年3月に名古屋で開催された「交通と環境に関する名古屋国際会議(International Conference on Environmentally Sustainable Transport in the Asian Region)」の際、フィリピン運輸通信省(Department of Transportation and Communications)長官代行として来日したラスティモソ陸運局長(当時)が、鈴木環境大臣(当時)を表敬した際に、マニラでの後継会議開催の意向を表明し、鈴木大臣が開催支援を約束したことに基づき、開催されるものです。
 本政策対話では、アジア各国の交通環境政策責任者が一堂に会し、各国の置かれた条件や特徴を踏まえた環境面から持続可能な交通の実現のために、情報交換・意見交換を進め、今後の具体的な活動に向けての課題を抽出することとしています。

1.概要

(1) 日時
 平成16年1月16日(金)~17日(土)
(2) 場所
デュシット・ホテル・ニッコー(フィリピン・マニラ)
 Ayala Center,1223 Makati City, Metro Manila, Philippines
 電話:(63)(2)867-3333 FAX :(63)(2)867-3888
(3) 主催
  環境省、フィリピン運輸通信省
(4) 参加者
 別紙のとおり。



2.会議内容
 

  以下の各テーマに関して、参加者同士で情報交換・意見交換を進め、本政策対話の最後に「マニラ宣言」を採択する予定です。

セッション1:アジアにおけるEST(Environmentally Sustainable Transport)促進のための戦略的プランニング:長期ヴィジョンと短期アクション
 多種多様なアジア地域において、大気環境モニタリング、排ガス規制、燃料品質、交通計画などの様々な要素を含んだ交通と環境に関する問題を解決するためには、どのようなプロセスで、アジア型EST戦略を策定していくべきか、ということについて。
 
セッション2:道路沿道の大気環境のモニタリングと評価
 様々な発展段階にあるアジア各国において、都市における道路沿道での大気環境モニタリングと評価を行うにあたって、国、地域レベルで情報と経験を共有することによってメリットが得られる共通の事項や、今後の活動について。
 
セッション3:使用課程車からの排ガス規制:特に自動車検査・整備について
 使用課程車に関する、排ガスに対する基準の設定、排ガスに関する検査・整備などの課題について。
 
セッション4:自動車の低公害燃料について
 アジア型EST戦略を策定するにあたって、ガソリン、軽油といった既存の燃料にどういった基準を設定すべきなのか、また、CNG(圧縮天然ガス)のような代替燃料の可能性と問題点は何かといった点について。
 
セッション5:環境にやさしい公共交通計画
 アジア型ESTを実現するための適切な交通モード、或いはモードの組合せや交通需要管理等の課題についての選択に関して、インフラ整備手法、課金など価格設定、土地利用計画との整合、自動車利用への活用といった検討すべき事項について。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局自動車環境対策課
課長  : 堅尾 和夫(6520)
 課長補佐: 角湯 克典(6526)
 担当  : 伊藤 卓司(6525)
環境省環境管理局総務課
 調査官 : 笠井 俊彦(6564)

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