報道発表資料

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2003年12月15日
  • 大気環境

環境技術実証モデル事業 酸化エチレン処理技術分野における実証対象技術の選定等について

環境技術実証モデル事業 酸化エチレン処理技術分野における実証機関である東京都において、平成15年度における実証対象技術を選定いたしましたので、お知らせいたします。また、自主的に実証試験を実施する方のための留意点をお知らせいたします。
  1. 背景・経緯

     環境技術実証モデル事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証する事業をモデル的に実施することにより、環境技術実証の手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。
     酸化エチレン処理技術分野の実証機関である東京都において、10月27日から11月7日まで実証対象技術の募集を行ったところ、10件の申請がありました。


     
  2. 実証対象技術の選定

     東京都では、別紙とおり、東京都技術実証委員会等において、申請された技術の形式的要件や実証可能性、技術の先進性や環境保全効果などの観点から検討を行い、環境省と協議の上、実証対象技術を6件選定しました。

     
  3. 今後の予定

     12月中には実証対象技術毎の実証試験計画を策定し、順次実証試験を開始します。また、来年3月には実証試験結果報告書をとりまとめ、公表する予定です。

     
  4. その他

     酸化エチレン処理技術の実証試験では、爆発性のある酸化エチレンガスを使用するため、実験装置の設計、組立及び実証試験の実施に当たり、安全性への十分な配慮が必要です。
     「酸化エチレン処理技術実証試験要領」(平成15年9月11日、環境省環境管理局)に基づいて実証試験を行う場合には、下記の点を厳守することが必要なことが確認されましたので、お知らせいたします。なお、実証試験要領の改訂は、東京都における実証試験の実施結果等を踏まえ、平成15年度末頃に行う予定です。
    実証試験に用いる酸化エチレン滅菌器シミュレータのチャンバー及び配管内に、爆発の原因となる火種が発生しないよう実証試験装置の設計及び組立を行うこと。
    実証試験装置の周囲に、火種の要因となりうるものを設置しないこと。
    チャンバー外で爆発が起こった場合に、チャンバー内の酸化エチレンガスへ の引火を防ぐため、チャンバーの入口出口の双方にMESG(実験的最大安全すきま)0.59mm以下の孔を持つ防爆フィルター(メッシュ)を設置すること。
    内部で爆発が起こった場合を想定した耐圧性または爆発放散口を持つチャンバーを使用すること。
    実証試験を行うにあたり、火種が発生しうる操作等を行わないこと。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局総務課環境管理技術室
室長   :徳永 泉 (内6550)
 室長補佐 :進藤 和澄(内6557)

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