「環境報告書ガイドライン2003年度版（案）」、「環境報告書作成基準（案）」及び「環境報告書審査基準（案）」に対する意見募集について

　これまで、環境省では、平成１３年２月に環境報告書ガイドライン2000年度版を公表し、環境報告書の普及促進を図ってきたところですが、その後、環境省において環境会計ガイドラインの改訂や環境パフォーマンス指標を改訂したほか、海外においてもグローバル・リポーティング・イニシアティブ（ＧＲＩ）よりサステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2002が公表されるなど、国内外の取組が進展しています。

　こうした状況を踏まえて、今般、環境報告書の作成者、利用者、有識者等からなる「環境報告書ガイドライン改訂検討会」を設置し、環境報告書ガイドラインを改訂するための課題の抽出・分析など改訂のために必要な検討を重ねた結果、「環境報告書ガイドライン2003年度版（案）」がとりまとめられました。

　また、近年、環境報告書を作成する企業数は着実に増加していますが、我が国の企業数全体から見れば未だ十分ではなく、公表されている環境報告書においてもその信頼性が十分に確保されていないなど、その取組が適正に評価される仕組みにはなっておりません。こうした状況を踏まえて、「平成１４年度環境報告の促進方策に関する検討会報告書（平成１５年３月環境省）」においては、平成１６年度を目途に自主的な参加による環境報告書の第三者レビューの仕組みを整備することが提言されております。

　このため、「環境報告書基準委員会」及び「環境報告書審査基準委員会」を設置し、環境報告書の普及促進と信頼性の向上を図るための環境報告書の第三者レビューの仕組みに必要な基準を策定するための検討を重ねた結果、「環境報告書作成基準（案）」及び「環境報告書審査基準（案）」がとりまとめられました。

　つきましては、今後のとりまとめの参考とするため、郵送、ファクシミリ及び電子メールにより、これらの案に対する皆様のご意見を募集（パブリックコメント）します。

参考：ガイドラインと基準の関係

添付資料一覧