報道発表資料

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2003年08月20日
  • 大気環境

「脱臭技術適正評価調査」における対象技術の募集について

環境省は、中小規模事業場を対象とした低コストで省スペース、かつメンテナンスも容易な脱臭技術を募集し、統一的な基準から技術的情報を整理し提供する事業を行います。これは、ユーザー側の技術選択を容易にするとともに、メーカー側の技術開発を促進することを目的としています。関係企業等におかれましては、奮って御応募下さい。

1. 背景・趣旨

近年、悪臭の苦情は増加傾向にあり、なかでもサービス業など中小規模の事業場に対する苦情が多くなっています。中小規模の事業場においては、経済的にもスペース的にもなかなか対策が難しいのが現状です。一方、様々な種類の脱臭技術が市販されていますが、技術の選択に当たって参考になる情報は、各メーカーが独自に行った評価データ等があるのみで、事業者(ユーザー)が適切な比較検討を行うことは容易ではありません。
 そこで、環境省では昨年度から、より有効な脱臭技術の開発及び普及を促進するため、低コストで省スペース、かつメンテナンスも容易な脱臭技術に関して適正な情報提供を行う事業をスタートさせました。本事業は、統一的基準から技術的情報を整理し提供することで、事業者の技術選択の手助けとなることを目的としています。また、事業者に提供すべき客観的な技術情報の内容を認識していただくことにより、メーカー側の技術開発・改善にも役立てていただけるものと考えています。昨年度は、飲食店における厨房排気臭向けの脱臭技術を対象としましたが、本年度は、広く中小規模の事業場(ただし、印刷・塗装業を除く*)向けの脱臭技術を募集いたします。
 本事業の趣旨を御理解いただき、該当する技術を有している関係企業等におかれましては、奮って御応募いただきますようお願い申し上げます。

* 印刷・塗装業向けの脱臭技術については別途調査中のため、今回の対象からは外させていただきます。

2. 応募要領

 別紙応募要領に基づき、必要な書類を以下の期限までに事務局へ送付して下さい。

平成15年9月19日(金)(必着)

3. 調査の進め方

 御応募いただいた技術については、以下に示す流れに沿って、脱臭技術適正評価検討会において評価・検討を行います。
応募書類による1次選考では、経済性、省スペース性、維持管理性、脱臭性能、技術的な信頼性等の観点から、総合的な実用性を評価します。
 2次選考では、プレゼンテーション方式でのヒアリングによって技術的情報の確認を行います。選考結果については応募者に個別に通知します。さらに、選考された技術については、脱臭性能を調べるための実測調査を実施します。
 最終的に選考された技術については、応募資料、ヒアリング時に聴取した情報及び実測調査結果を基に、検討会において技術評価書を作成し、広く公表します。

公募    
   
書類選考 1次選考(書類選考)
   
ヒアリング 2次選考(プレゼンテーション方式)
   
実測調査 現場調査(脱臭技術の入口・出口の臭気指数を測定)
   
技術評価書の作成 学識経験者による検討会で各技術に関する評価書を作成
   
結果の公表 ホームページ及び機関誌等により評価結果を公表
  自治体・関連業界等への評価結果の配布等による情報提供

昨年度、飲食店厨房排気臭向け脱臭技術について評価した結果が、環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/air/akushu/d_guide/index.html)に掲載されておりますので御参照下さい。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局大気環境課大気生活環境室
室長:    上河原献二(内6540)
 室長補佐: 由衛  純一(内6543)
 担当:    西川  絢子(内6542)

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