平成14年度農用地土壌及び農作物に係るダイオキシン類実態調査結果について

環境省と農林水産省は、平成11年度以降農用地土壌及び農作物に係るダイオキシン類実態調査を連携して実施しているところであるが、今般、平成14年度の結果を取りまとめた。
　【注：農作物については、農林水産省が分担し、調査・公表しております。】

「ダイオキシン対策推進基本指針」（平成11年３月ダイオキシン対策関係閣僚会議決定）に基づき、農用地土壌及び農作物中のダイオキシン類濃度の実態を把握するため、平成11年度～平成13年度に引き続き、環境省と農林水産省は「農用地土壌及び農作物に係るダイオキシン類実態調査」を連携して実施した。
全国130地点（都道府県あたり１～６地点）を選定し、原則として農用地土壌とそこで栽培されている農作物を組み合わせてダイオキシン類濃度を調査した。
その結果、農用地土壌については、130地点の全平均が21 pg-TEQ/gで、その範囲は、0.0017～200 pg-TEQ/gであり、すべて環境基準値（1,000 pg-TEQ/g）を下回っていた。また、過去の調査結果の値と同程度であった。

表　平成14年度及び過去の調査における農用地土壌中のダイオキシン類濃度（pg-TEQ/g）

	14年度結果	13年度結果	12年度結果	11年度結果	10年度結果
	14年度結果	(参考)過去の調査結果
平均値	21	19	26	27	28
最大値	200	280	200	180	130
最小値	0.0017	0.035	0.028	0.035	0.066