報道発表資料

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2003年05月16日
  • 地球環境

環のくらし応援BOOK

「環のくらしフォーラム」は、一人ひとりのより実践的な地球温暖化防止への取り組みを支援(応援)する具体的な製品を紹介した「環のくらし応援BOOK」(B5版30ページ)を作成しました。
 「環のくらし応援BOOK」は、自動車、エアコン・冷蔵庫等の家電、太陽光発電システム・太陽熱温水器等住宅関連設備について10品目(30製品)を例にあげながら以下のような内容で具体的に示すことで、地球温暖化についての関心や知識がこれまで少なかった方にも、取り組めるようにわかりやすく掲載しています。
 [1] 言葉としては知っていても、内容がわかりにくい温暖化対策技術
[2] CO2発生の少ない製品への買い換え方のアドバイス
[3] 現在使用中の製品でもCO2の発生を減らせるような使い方の工夫
[4] 商品名、年間CO2排出削減量、年間削減金額等
 この「環のくらし応援BOOK」は、第4回「環の国くらし会議」(5月24日)で紹介するとともに、「環のくらし」ホームページ(http://www.wanokurashi.ne.jp)に掲載します。また、30代主婦を対象とした生活情報雑誌(発行部数28万部)とタイアップし付録として配布するなどにより、広く提供いたします。

1.背景
  
 地球温暖化防止に向けて国民一人ひとりの具体的な取り組みを促すために「環のくらしフォーラム」が昨年から発足し、12月には「電球形蛍光ランプの普及に向けたアクションプラン」をとりまとめ、第3回「環の国くらし会議」やWebを通じて情報発信を行ってきました。その後、消費者が製品を選択する際にCO2削減効果が理解できるような情報提供が有効であることにかんがみ、今般フォーラムでは、そのような情報を効果的に盛り込んだ「環のくらし応援BOOK」を作成することとしました。
 掲載している製品分野は、自動車・家電・住宅設備関連で比較的CO2排出量が多く、主として夏の暮らしに関係のある製品を掲載しています。掲載製品は10品目(製品数は30)にわたっています。
 今まで地球温暖化問題にあまり関心が無かった人や、関心は持っていても何をしたら良いのかよくわからなかった人にも、「環のくらし応援BOOK」を読むことで、温暖化対策型製品を選ぶとともに、使い方の工夫次第で「地球温暖化防止への取組」になることを理解してもらうことを期待しています。
 
  
2.環のくらしフォーラムにおける検討
  

 ○ 環のくらしフォーラムメンバー(別添参照
 
検討経過
  第1回 学識経験者及び消費者代表によるカタログコンセプトについて検討。
第2回 カタログ掲載対象及びCO2削減効果の計算方法について検討。
第3回 カタログ構成及び個別掲載製品についての検討(住宅設備関連・自動車)。
  カタログ構成及び個別掲載製品についての検討(家電)。
 それまでの議論を踏まえ、掲載製品は、同時期に発売されている製品の中でサイズランク別にCO2削減効果の最も大きいものを1製品選定し、掲載製品とすることを基本とした。
第4回 カタログ内容についての最終確認。

 
  
3.「環のくらし応援BOOK」の概要
  
 本書においては、はじめに地球温暖化問題についての解説、私たちの暮らしにも起因していること、私たち一人ひとりの取組の重要性等について紹介するとともに、以下のような具体的製品情報(商品名、年間CO2排 出削減量、年間電気代削減額等)を掲載しています。
  

  自動車
  ハイブリッドカーの仕組み等の紹介のほか、エコドライブのコツ等もトピックスとして紹介。
テレビ
  ブラウン管型21インチ以上のフラット型テレビと液晶テレビのうち消費電力200W以下の製品等のほか、省エネ型テレビの最新事情や待機時消費電力(家庭の1割にも相当)についてもトピックスとして紹介。
エアコン
  省エネ効果のあるインバーター搭載機の紹介のほか、効率よく使う工夫などをトピックスとして紹介。
冷蔵庫
  一年中使う製品であることから、特に使い方や選び方が重要なポイントであることを説明。消費電力500W以下の製品を対象に紹介。
洗濯機
  製品紹介のほか、CO2削減の観点では注目されにくい「水道」についても考えることを提案。
照明
  白熱球より蛍光灯の方が電力消費量が小さいことや、インバーター方式の器具や電球形蛍光ランプが有効であることを提案。
給湯器
  給湯器の新しい方式の紹介や節水への工夫を提案。
ガス調理器
  熱効率の高い最新型のコンロの紹介や、調理に際しての工夫について提案。
太陽光発電システム
  初期投資が大きいものの長期的な視点からは導入の価値があることを紹介。
太陽熱温水器
  最近の太陽熱温水器について紹介。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課
国民生活対策室(直通:03-5521-8341)
 室長   :内藤  克彦(内6771)
 室長補佐:和田  篤也(内6745)
 担当   :木村  京子(内6793)
 担当   :青柳恵美子(内6794)

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