報道発表資料

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1997年03月19日

地球温暖化防止に係る国民規模の啓発及び国民参加の対策の強化のための各方面の取組の現状について

現時点で、環境庁が主催する取組、環境庁が関与し、あるいは承知する取組は以下のとおりである。本資料については、今後、随時、更新し、その都度公表するものとする。
<> :主催者又は庁内の関係部局
    官は環境庁長官官房
    企は環境庁企画調整局
    地は環境庁地球環境部 の略号である。
    自は環境庁自然保護局
    大は環境庁大気保全局
    水は環境庁水質保全局
( ) :開催時期、場所

A 国内向けの取組

1 普及啓発
 

(1) 環境庁が主催するもの
{1} 地球温暖化防止に貢献する100人(社)の表彰<官、地>
環境保全功労者表彰の中に地球温暖化部門を創設し、2000年の環境月間までに100件を目途に、地球温暖化防止に資する民間、自治体の優れた取組に対し、大臣表彰を行う。
対象を、学術研究、技術開発、事業・システムの創設、製品開発、優れた企業活動等、極めて広範なものとする(企業、NGOを積極的に対象とする)。
こどもエコクラブ、学校の科学クラブ、環境アクションプラン大賞の受賞者、短期間の取組も対象とする。
   

 {2} 環境月間、エコライフフェアの地球温暖化防止に重点を置いた展開<官>
  ・ 環境月間「環境の日の集い」のイベントは、地球温暖化防止あるいは京都会議開催をテーマとするべく検討中。
  ・ 集いの日の行事に、地球温暖化キャンペーンの行事(表彰、自転車リレーの出発式等)を組み込むことも検討。また、地球環境基金への街頭募金キャンペーンも検討<企>
  ・ エコライフフェア参加企業、NGO等の地球温暖化防止の取組を紹介するホームページを作成。
  ・ 以上のほか、環境月間をはじめ、政府広報(新聞、雑誌、テレビ)を地球温暖化防止に重点をおいて展開するよう図る。
 {3} 地球HOTニュースの継続的刊行<地>
  ・ 地球HOTニュースの紙面を拡充し、定期的に刊行する。可能であれば、企業の広告を得て、刊行に要する費用以外の残余の額は、地球環境基金に寄付する。
 {4} 環境研修センターにおける一般市民向け温暖化対策研修<企>
  ・ 地球温暖化防止対策をテーマとした一般市民向けのセミナーの開催。
 {5} 温暖化資料室開設と地球温暖化に関する展示・セミナーの実施
                            <企、国連大学>
・ 10月に開設した「地球環境パートナーシッププラザ」に、各省庁、NGO、企業の協力を得て、地球温暖化に関する資料を一堂に集め、自由に閲覧できる温暖化資料室を開設し、逐次、内容の充実を図る。
・ プラザに、97年2月から、NGO、企業の協力を得て、地球温暖化を、映像、パネル、PC等によりわかりやすく説明する展示コーナーを開設している。なお、本展示内容については、地球温暖化に関する基本キットとして、自治体、NGO等に提供している。
・ プラザで、NGO、企業等の協力を得て、地球温暖化連続セミナーを実施する。
 {6} リサイクルの推進<企>
・97年度より本格施行される容器包装リサイクル法の円滑な施行を図るため、地球温暖化防止の観点も含めた政府広報をはじめとした統一的なキャ ンペーンを3月に実施する予定。
 {7} 樹木の大気浄化能力調査<大>
  ・ 小中高校の参加を得て、身の回りの樹木のCO2やNOXの吸収量を測定し、実験結果としてとりまとめる
  ・ 環境庁から実験マニュアルを送付し、各学校の測定結果を集約して公表。
 {8} 低公害車フェアの開催<大>  (97年5月24・25日、東京都)
  ・ 例年通り、環境月間関連行事として東京都内で開催する。(なお、地球温暖化防止京都会議(以下「京都会議」)の開催期間中に、「COP3記念京都低公害車フェア」(仮称)を京都市等と共催して実施。「3 京都会議の関連行事開催及び情報提供」の項参照。)
 {9} 大気汚染防止推進月間中の普及啓発<大>
  ・ 12月を大気汚染防止推進月間とし、窒素酸化物対策のみならず温暖化防止の観点も含めて、アイドリング・ストップ、自動車利用の抑制、公共交通機関の利用促進等をイベント、ポスター等を通じ訴える。
 {10} 木材や木材製品の愛用を促すパンフレットの作成<地>
  ・ 二酸化炭素の吸収源対策として有効な木材資源の活用を促進するため、広くパンフレットを配布する。
 {11} ビジターセンター等での地球温暖化問題に関する普及啓発活動の推進<自> ・ ビジターセンター等においてインフォメーションコーナーを設置し、地球温暖化問題に関するパンフレット等を配布する。
 {12} 普及啓発用の率先実行計画のポスターの作成<企>
・ 両面コピーの推進、リサイクルの推進のため、率先実行計画の普及啓発用ポスターを作成し、国の各機関、所管法人等に配布する。ポスター中には、COP3関連の文章を盛り込む。
 {13} その他、各種メディアを通じた地球温暖化防止の普及啓発<官、地>
・ スポンサーを確保して、地球温暖化防止をテーマとしたテレビドラマや 特集番組等を組むことを検討。
・ 広告塔、垂れ幕等による地球温暖化防止に関する意識啓発を行うことを 検討。
・ 若者に影響力のある著名人の参加も働きかけていく。

(2)地方公共団体が主催するもの
 以下の普及啓発を地球温暖化防止に力点を置いて進める。
  {1} 環境展、環境フェア、シンポジウム等の開催
<青森県、岩手県、宮城県、仙台市、秋田県、東京都、小田原市及び神奈川県、石川県福井県、長野市、飯田市、静岡県、愛知県、京都府、京都市、和歌山県上富田町、鳥取県、松江市、岡山県、広島市、香川県、福岡県及び中間市、久留米市、熊本県、八代市熊本市、宮崎県、沖縄県、七都県市環境問題対策委員会>
  {2} 学習会やフォーラム(参加型)の開催
<札幌市、岐阜県、京都市、鳥取県、米子市、香川県、北九州市、久留米市、飯塚市、熊本県、沖縄県>
  {3} こども環境会議等の開催、子供やサポーターの研修等<仙台市、長野市、松本市、名古屋市>
  {4} 研修会等への環境アドバイザーの派遣による啓発、環境学習
<岩手県、宮城県、茨城県、鳥取県、香川県>
  {5} 図書、ビデオ等の貸出、学校への教材や一般へのガイドブックの配布、庁舎等へのパネルの展示、貸出等
<岩手県、宮城県、仙台市、茨城県、山梨県、静岡県、京都府、香川県、久留米市、熊本県、熊本市>
  {6} 優良企業、顕著な功績のあった人の表彰
<熊本県>
  {7} 職員研修やガイドライン等による事業者の指導の徹底
<静岡県>
  {8} 毎月「環境の日」を設ける等、記念日の設定
<岐阜県、名古屋市>
  {9} 作文やポスターのコンクールの実施による啓発
<仙台市、秋田県、山梨県、岐阜県、米子市>
  {10} 啓発資料や見学による太陽エネルギーなど自然エネルギーの普及
<飯田市、大阪府、佐賀県>
  {11} ソーラーカーのレースの実施
<大阪府>
  {12} パンフレットの配布や講演会等による省エネ・省資源の啓発
<岩手県、仙台市、横浜市、飯田市、愛知県、鳥取県、熊本市、大分県>
  {13} 植物の大気浄化能力調査
<秋田県、鹿児島県、沖縄県>
  {14} その他、一般的な放送、記事掲載等による啓発
            <宮城県、仙台市、7都県市首脳会議、山梨県、大月市、静岡県、名古屋市、岐阜県、京都府、京都市、和歌山県、和歌山県南部町、福岡県、長崎県、宮崎県>

(3)民間が主催するもの
 {1} 列島縦横エコリレー(自転車リレー)<環境フォーラム・ジャパン>
・ 全国を5コースに分けて、環境負荷の少ない自転車や電気自動車、ソーラーカーなどの移動手段を用いてリレーを行う。
・ COP3開催直前に京都に集合する。
 {2} アースデイ1997in東京 自転車パレード
     <アースデイ1997in東京実行委員会>(9年4月20日、東京都)
・ 環境保全を訴えるフェスティバルの開催とあわせ、自転車で都心を一周するパレードを実施する。
・ {1}の一環をなすもの。
 {3} 小学生(環境・ゴミ)作文・絵画コンクール作品展
     <全国商工会議所婦人会連合会他>
・ 全国小学生を対象とする環境、ゴミ問題をテーマとする作文や絵のコンクール(平成7年度から実施)の入賞作品を展示(京都会議開催中)。
・ 日本語、英語で作品集を作成し、全国に配布。
 {4} 公共広告機構や企業による地球温暖化対策に関連する広告の実施
・ 環境月間から京都会議の期間に地球温暖化対策をテーマとした民間の広告が集中的に新聞、雑誌やテレビ等で行われるよう図る。
・ 「環境広告大賞」やその他の広告賞等において、地球温暖化対策を取り上げるよう働きかける。
 {5} 地球温暖化防止に係るマンガの展示<京都国際マンガ家会議>
・「地球温暖化は防止できる」をテーマとして世界各国のマンガ家からノミネートされた作品のうち、優れた作品を展示する。
 {6} 電車内での環境マンガの展示会などの実施<叡山鉄道>
  ・ 環境列車「エコモーション号」を利用して、環境マンガの展示会などの様々な活動を行う。
 {7} 地球環境保全(青少年の役割)をテーマとする図画、標語、小論文コンクール<国際ソロプチミストアメリカ日本東リジョン>
  ・ 地球環境保全-青少年の役割をテーマに、在住外国人を含め小学生からは図画、中学生からは標語、高校生からは小論文を募集し、優秀作を表彰するとともに入選者の意見発表会を行う。
 {8} 自然観察会における地球温暖化問題の啓発<福島県自然保護協会>
 {9} 二輪車エコノミーラン競技会
          <長野県松筑二輪車安全普及協会>(9年10月、松本市)
  ・ 二輪車でガソリン消費量の少なさを競うレースを行う。
 {10} 柳川ソーラーボート大会<柳川ソーラーボート大会実行委員会>(柳川市)
  ・ 化石燃料に頼らないソーラーボートによる競技を通じて、環境にやさしいエネルギーについての理解を深める。

2 国民参加の対策

(1)環境庁が主催するもの
 {1} 地球温暖化防止100万人の誓い<地>
・ 家や職場でできる温暖化防止行動をリストアップし、葉書付きパンフレットにより、自分で選んだ行動を登録するよう呼びかけ。この葉書を100万人分集めることを目標に、各地、各団体で運動を展開。
・ 葉書を寄せた人には、「環境クラブ」の会員証を発行し、エコ商店等の恩典を募ることを検討。
・ 行動のアイデア、実例、団体等の積極的取組、環境クラブへの恩典情報等、関連情報をホームページやパンフレットで広く紹介。優良な取組の顕彰も検討。
 {2} ヘール・ボップすい星ライトダウンキャンペーン<大>
・ 97年3、4月に地球に最接近するヘール・ボップすい星の観察のため、ライトダウンを呼びかけることを通じ、過剰な照明の抑制、効率的な照明設備の整備などを呼びかけ。
・ パンフレット、手引きの配布、ホームページの開設。
・ 「星空にやさしい街10選」の選定。
・ すい星接近時の短期的取組に終わらせず、光害対策指針を策定して、地域における環境に配慮した屋外照明使用の啓発へとつなげる。
 {3} 四つのチャレンジの拡充強化
  ・ 環境家計簿<地>   :環境家計簿の増刷、パソコン型の環境家計簿の作成、
                98年版に向けた改良、第2回環境家計簿運動全国大会の開催。
  ・ グリーンオフィス<企>:事業所の環境活動評価プログラム事業として、全国10カ所で普及のためのシンポジウムを開催。
                また、環境アクションプラン大賞を新設し、優良な事業所を顕彰。
  ・ 1日1万歩<自>   :アルコロジー運動として二酸化炭素対策も標榜しつつ啓発強化。
                このため、パンフレットの発行や健康専門誌との提携を図る。
                また、歩け歩け運動の大会の機会を活用する。
  ・ アイドリングストップ :環境月間、大気汚染防止推進月間(12月)
           <大>  を中心に、各地の地域団体、企業等の自主的取組への支援等を通じ、
                国民運動としてのアイドリングストップの普及定着を図る。
 {4} 国立公園内のマイカー規制<自>
・ 公園利用の適正化の観点から実施しているマイカー規制の取組を充実する。
・ マイカー規制が地球温暖化防止にも有意義であることを位置づけたパンフレット、チラシ等の配布により、取組への理解を求める。
・ 関係道県、国立公園・野生生物事務所へ温暖化防止の観点をもふまえたマイカー規制の取組について協力要請を行った。
 {5} リユースモデル事業の推進<企>
・ リユースの推進を図るため、プラスチックのリターナブルボトルを利用したモデル事業を実施。
・ 現在、製造メーカー、流通事業者等広く参加事業者を募り、モデル事業の設計を進めている。
 {6} 廃棄物の発生抑制等の推進<水>
・ 廃棄物そのものの発生抑制や廃棄物処理に伴うメタンの発生抑制等を呼び掛ける。
・ 水質保全に関する普及啓発活動に併せて地球温暖化防止への協力等を呼び掛ける。

(2)地方公共団体が主催するのもの
  {1} 環境家計簿の普及及びこれを通じた二酸化炭素排出の削減
<山梨県、長野市、静岡県、京都府、鳥取県、米子市、広島県、水俣市>
  {2} リサイクル推進のための講習等
<神奈川県城山町、大阪府及び堺市、香川県、熊本県>
  {3} アイドリング・ストップ運動
<仙台市、秋田県、藤沢市、山梨県、長野市、諏訪市、岐阜県、豊川市、大阪府、兵庫県、米子市、福岡県>
  {4} 低公害車の率先導入等
<札幌市、仙台市、千葉県、相模原市、小田原市、和歌山県、鳥取県、米子市、岡山県福岡県>
  {5} 太陽光発電などの率先導入等
<仙台市>
  {6} ノーカーデーの呼び掛け、実施
<七都県市首脳会議、藤沢市、神奈川県中井町、神奈川県城山町、山梨県、大阪府、熊本県、宮崎県>
  {7} 植樹・苗木の配布等による緑化の推進等
<岐阜県、和歌山県>
  {8} 電機製品の主電源オフ運動の展開
<兵庫県>
  {9} ヘール・ボップすい星等の星空の観察による啓発と照明の改善
<仙台市、秋田県、松本市、大牟田市>

(3)民間が主催するもの
 {1} グリーン購入ネットワークの推進<(財)日本環境協会><企>
・ 環境保全型マーケットの創出を目的に、事業者、政府、民間団体が連携してグリーン購入を推進。
・ 二酸化炭素削減も念頭に置きつつ、購入ガイドラインやガイドブックを各種製品について作成、配布。
 {2} こどもエコクラブと学生による温暖化防止アクションプラン全国ツアー <企>
  ・ 青年の環境活動グループが、全国10カ所程度のこどもエコクラブを巡回訪問し、地方公共団体と協力し、温暖化防止のためのアクションプランづくりを目的とする環境イベントを実施。
  ・ 地方公共団体の地球温暖化防止キャンペーンと極力タイアップする
 {3} 霞ヶ関サイクル・システムの実験研究事業<(財)自転車産業振興協会>
  ・ モデル省庁が設置したサイクルポートに共同自転車を用意し、省庁職員の共同利用を行い、サイクル・システムの構築を図る。

3 京都会議の関連行事開催及び情報提供

(1)環境庁等が主催するもの
 {1} 地球環境フェアin神戸<環境庁、兵庫県、神戸市>
                     (京都会議開催中、兵庫県神戸市)
  ・ 気候変動枠組み条約事務局からも示唆があり、阪神淡路大震災の復興のアピールを含め、京都会議関連行事を行う。
  ・ 技術展とNGOの参画を得た会議を検討中。
 {2} 「COP3記念京都低公害車フェア」(仮称)
    <環境庁、京都府、京都市、公害健康被害補償予防協会>
                        (12月6・7日、京都市)
  ・ 地球温暖化防止に有効な低公害車の展示・試乗等を行い、低公害車に対する理解の促進を図る。(低公害車フェアは5月に東京でも実施)

(2)地方公共団体が主催するもの
 {1} 地球温暖化防止のための市民、自治体、企業協働に向けたシンポジウム
                  <大阪市>(COP3開催中、大阪市)
  ・ 21世紀に向けた新たな都市環境の創造を一つのポイントに、市民、企業、行政が一体となって取り組むことの必要性を論ずる。

(3)民間が主催するもの
 {1} 国際環境シンポジウム<京都商工会議所>(京都会議開催中、京都市)
  ・ 「地球環境と産業技術」「自然と人間」等のテーマで、国内外の講師の参加によるシンポジウムを開催。
 {2} 地球温暖化防止京都会議に向けた法と政策に関する国際会議
      <環境法・政策学会(設立準備中)>(97年9月13・14日)
  ・ 「地球温暖化に関する国際的及び国内的法制度の課題-気候変動枠組み条約の新議定書に対する期待と要求-」をテーマとするシンポジウムやパネルディスカッションを行う。
 {3} 地球温暖化を題材とする漢字1字等の募集等<日本漢字能力検定協会>
・ 環境問題を題材として、それに関わる「漢字1字」とメッセージ等を募 集し、京都会議の趣旨を広くPRすることを検討。
・ 世界各地域で実施している漢字能力検定の場を活用して、京都会議の趣 旨を広くPRすることを検討。

B 国際的な取組

(1)環境庁が主催するもの
 {1} 気候変動対策国際戦略世界会議(97年3月30・31日、京都市)
  及び地球温暖化シンポジウム (97年3月28日、大阪・29日、東京)<地>
  ・ 早期に産業界が温暖化対策をとることによるメリット、デメリットを主なテーマとして、専門家が討議。
  ・ 一部会議参加者により、早期の気候変動対策による影響と重要性に関するシンポジウムを開催
 {2} 第7回アジア太平洋地球温暖化セミナー<環境庁、山梨県>(97年夏、山梨県)
  ・ アジア太平洋域内における温暖化問題への取組の促進及び新しい国際約束づくりについての域内の相互理解の促進を目的に開催。
  ・ 第6回は96年11月にフィジーで開催し、アジア太平洋諸国の地球温暖化に携わる専門家約50名が参加したが、この成果を活用し発展させるもの。

(2)国会議員等が主催するもの
 {1} 地球環境パートナーシップ世界会議<地球環境行動会議>
                   (97年3月22~24日、東京都)
  ・ 国連環境特別総会への提言を目指し、資金問題、技術移転、生産・消費パターン、科学技術・情報通信の各分野をテーマに議論
  ・ 竹下登顧問、平岩外四会長の下、国会議員、財界人、学者を実行委員として、世界の政治家、行政官、経済人を招聘し開催
 {2} GLOBEセミナー<GLOBE> (97年7月及び12月、京都市)
  ・ 世界の政治家が京都会議に向けた提言や決意を明らかにするもの。
   (7月はGLOBE Japan主催、12月はGLOBE Internationalと同Japanの共催)

(3)地方公共団体等が主催するもの
 {1} 第4回気候変動に関する自治体リーダーサミット
    <ICLEI、名古屋市、環境庁>(97年11月、愛知県名古屋市)
・ 世界の自治体が地球温暖化対策の事例の紹介や意見交換を行い、自治体 における気候変動対策の促進を図るもの。
・ 前回(第3回)は、平成7年10月に埼玉県で開催され、「アジア・気 候変動防止都市キャンペーン」が発足した。
 {2} 「国際シンポジウム」
   <地球温暖化防止京都会議京都実行委員会>(97年12月、京都市)

(4)民間団体が主催するもの
 {1} プレCOP3NGO国際会議<気候フォーラム>
                    (97年3月27~29日、京都市)
  ・ 各国のNGOの参加を得て、京都会議に向けて二酸化炭素削減の目標や対策について議論する。
 {2} 国際シンポジウム「地球温暖化と企業、自治体、市民団体の役割」
    <地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)>
                (97年3月25日、国連大学本部)
  ・ 地球温暖化における企業、自治体、市民団体の役割などについて講演討議する。
 {3} COP3に関わる事前「国際シンポジウム」
<地球環境関西フォーラム>(97年11月27・28日、京都市内)
  ・ 成長アジアの環境問題とその取組、NGOの国際協調等をテーマに、海外からも講師を得て、フォーラム会員向け及び一般向けのシンポジウムを行う。
 {4} オゾン層保護・地球温暖化防止NGO国際フォーラム
<ストップフロンの会ほか>(97年11月23・24日、兵庫県神戸市)
  ・ 温暖化の原因物質であるフロンの排出防止戦略を構築し、有効な対策を市民レベルでアピール。
(注) 以上は、現時点で情報を得ている会議、催し物を列記したものであり、開催が必ずしも確定していないもの、今後変更があり得るものも含まれている。
 また、関係省庁では、それぞれの所管の中で取組を行っており、それについては、現段階では、記述していない。

既に実施された取組

(1)環境庁が主催するもの  {1} IPCC統合評価モデルに関するワークショップ
    <IPCC、環境庁、国連大学>(97年3月10~12日、東京都)
  ・ 地球温暖化による多様な影響や対策、適応策などを総合的に評価するモデルの構築が世界的な課題となっており、統合評価モデルの取りまとめにより、2000年のIPCC第3次評価報告書の作成に貢献することを目指す。

(2)地方公共団体等が主催するもの
 {1} 地球環境保全をめざす市民行動の集い
    <大阪市、大阪咲かそ・すきやねん大阪市民運動推進委員会>
      (97年2月1日、大阪市)
・ 地球環境の大切さや、環境保全のためにできることなどを、トークを交えて考える。

(3)民間団体が主催するもの
 {1} 地球温暖化による我が国への影響に関する公開シンポジウム
    <(財)地球環境センター、地球環境関西フォーラム、(財)地球・人間環境フォーラム>
      (97年1月27日、大阪市)
・ 温暖化による我が国の気候の変化とそれによる自然や農・漁業への影響、その他の影響と、それに対する対策について討論。


(参考):予定されるその他の国際会議等

    
○Rio+5Forum<アースカウンシル> 
           (97年3月13日~19日、ブラジル・リオデジャネイロ)    
○非公式環境大臣会合<ドイツ政府> 
           (97年3月21日~23日、ドイツ・ドレスデン)    
○G7環境未来予測フォーラム(97年4月4~5日、アメリカ・ワシントン)    
○CSD第5回会合  (97年4月8日~25日、アメリカ・ニューヨーク)    
○G7環境大臣会合  (97年5月5~6日、アメリカ・マイアミ)    
○APEC環境大臣会合(97年6月9日~11日、カナダ・トロント)    
○G7サミット    (97年6月20日~22日、アメリカ・デンバー)    
○環境と開発に関する国連特別総会 
           (97年6月23日~27日、アメリカ・ニューヨーク)    
○AGBM7     (97年7月31日~8月7日、ドイツ・ボン)    
○エコアジア '97  (97年9月7~8日、神戸)    
○AGBM8     (97年10月27日~31日、ドイツ・ボン)    

 

添付資料

連絡先
環境庁地球温暖化防止対策推進本部