報道発表資料

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2003年02月20日
  • 保健対策

「PIC(ピック)条約の締結について承認を求めるの件」の閣議提出について

「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(PIC(ピック)条約)の締結について国会の承認を求める件が外務省より提出され、本日(2月20日)の事務次官等会議で了承された。
 明日(2月21日)の閣議を経て、国会に提出される見通し。
  1. 条約の概要
     有害な化学物質についての情報交換を促進し、輸出入についての各国の決定の手続きを規定・周知させることにより、人の健康及び環境を保護し、化学物質の環境上適正な使用に寄与するため、国際貿易における締約国間の共同の責任及び協同の努力を促進する(別紙参照)。
      
  2. 経緯
     1992年 6月   地球サミットのアジェンダ21で重要性の指摘
     1996年 3月   政府間交渉会議の開始
     1998年 3月   第5回政府間交渉会議で条約案について合意
     1998年 9月   外交会議(於ロッテルダム)で条約の採択
      
  3. 我が国の締結について
     PIC条約の締結について国会の承認を求める件が外務省より提出され、本日(2月20日)の事務次官等会議で了承された。明日(2月21日)の閣議を経て、本条約承認案件が国会に提出される見通し。このPIC条約については、ヨハネスブルグサミット実施計画において目標とされた本年末までの発効を目指し、我が国として早期の締結を図るべく、関係省庁が連携して準備を進めているところ。
     なお、本条約は50ヶ国の締結により発効する。2月7日現在、40ヶ国が締結済み。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
課長   :安達 一彦(内線 6350)
 課長補佐:荒木 真一(内線 6353)
 専門官  :行木 美弥(内線 6314)