報道発表資料

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1997年03月17日

油汚染対策推進研修会の開催について

環境庁は、3月18日(火)及び19日(水)の2日間、海上災害防止センター研修所(神奈川県横須賀市)を会場に、地方自治体職員、獣医師等を対象として、油汚染事件時の環境保全の観点からの知識と技術の修得を目的とした「油汚染対策推進研修会」を開催する。本研修会は、平成7年12月に閣議決定された「油汚染事件への準備及び対応のための国家的な緊急時計画」において、当庁が実施することとされていたものである。
 なお、本研修会は、(財)日本鳥類保護連盟への委託により実施する。
1.背景
 平成8年1月に我が国において発効した「1990年の油による汚染に係る準備、対応及び協力に関する国際条約」(通称「OPRC条約」)に基づく「油汚染事件への準備及び対応のための国家的な緊急時計画」が、平成7年12月に閣議決定されている。この緊急時計画においては、油汚染事件への準備に関する事項として訓練等を実施することとされており、その一つとして「環境庁は、野生生物の保護を実施する上で必要な技術、知識の修得に関する地方公共団体、関係団体等に対する研修等を行う。」とされている。
 本研修会は、この規定に対応して、油汚染事件発生時に環境保全の観点からの事件発生現場において迅速、的確な対策が実施されるよう、平成8年度から開催するもの。
 
2.目的
 油汚染事件発生時に、海洋環境保全と野生生物保護の観点から、迅速かつ的確に対応できるよう、現場での環境保護活動の担い手となる自治体職員や環境保護団体等の関係者が、油防除、傷病鳥獣の保護等に関する知識と技術を習得すること。
 
3.研修参加者
   地方自治体の職員、獣医師(計47名)
 
4.期日
   3月18日(火)12:50~3月19日(水)15:20
 
5.開催場所
   海上災害防止センター研修所(別紙2地図参照)
    (神奈川県横須賀市新港13 TEL 0468-26-3660)
 
6.主催等
   主 催 (財)日本鳥類保護連盟
   協 力 野生生物救護獣医師協会、海上災害防止センター
 
7.研修内容(別紙1カリキュラム参照)
   ○ 流出油事故概論(講義)
   ○ 流出油処理のデモンストレーション
   ○ 油汚染鳥の初期治療(講義)と洗浄デモンストレーション
   ○ 油汚染の野鳥の臨床医学(講義)
   ○ 油汚染の鳥類に与える影響とその評価(講義)
   等
 
 
 
  注) 研修会は既に定員に達しており、当日参加は不可能。
実習、講義の撮影等は可。
連絡先
環境庁水質保全局企画課
課   長 柳下正治(6610)
 海洋汚染・廃棄物対策室
 室長補佐 田中紀彦(6622)
 係   長 福山孝輝(6622)