報道発表資料
1. | 開催趣旨 |
地球環境を守るためには、私たちの日常の生活や産業活動にまでさかのぼって環境への負荷が少ないものに変革する必要があり、生活や産業活動の場である都市のシステムを持続可能なものとすることが重要なテーマとなってきている。 一方、清水市では、2002年3月に「第4次清水市総合計画」を作成し、基本目標の第一に「未来につなげる循環型のまち」を掲げるとともに、陸・海・空の交通拠点であることや、多彩な産業が集積していることなどによる優位性を活かして、静脈物流システムを構築することや、海浜の再生、水質改善などを通して多彩なアメニティ空間を創出することを考えている。 おりしも、2002年8月に南アフリカのヨハネスブルグで「持続可能な開発に関する世界サミット」が開催され、日本政府が誘致した「国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC,大阪)」(注)のホールズ所長は、地方自治体セッションにおいて地方自治体がとるべき行動について提言をまとめるのに重要な役割をはたしたところである。 そこで、ホールズ所長を招いて、持続可能な発展に向けた国際動向と、ホールズ所長の進める環境にやさしい技術を都市づくりに活かす方策について講演いただくとともに、清水市の取組をモデルケースとして、21世紀における持続可能なまちづくりについて、市民・事業者・行政が一体となって考える。 |
2. | 開催概要 | |
日時 : | 平成15年2月8日(土) 14:30~16:30 | |
場所 : | 静岡県清水市「清水テルサ」内テルサホール(案内図参照) | |
主催 : | 環境省、清水市、(財)地球環境センター | |
後援 : | 静岡県、静岡市、由比町、蒲原町、富士川町、清水商工会議所、 清水市環境保全協会、静岡新聞社・SBS静岡放送、静岡第一テレビ、 テレビ静岡、静岡朝日テレビ、NHK静岡放送局、東海大学海洋学部 |
プログラム: | ||
14:00~ | 開場 | |
14:30~14:40 | 開会挨拶 | |
望月 義夫 環境大臣政務官 宮城島弘正 清水市長 | ||
14:40~15:10 | 基調講演 | |
スティーブ・ホールズ UNEP-IETC所長 | ||
15:10~16:25 | パネルディスカッション | |
宮城島弘正 清水市長 原田 誠治 静岡新聞社常務取締役 花木 啓祐 東京大学大学院教授 森口 祐一 (独)国立環境研究所社会環境システム研究領域資源管理研究室長 シュンフン(アンソニー)・チュー 国際環境計画コンサルタント、デラサール大学教授 スティーブ・ホールズ UNEP-IETC所長<共同コーディネーター> 藤田 壮 大阪大学大学院助教授<共同コーディネーター> | ||
16:25~16:30 | 閉会挨拶 | |
水本 敏一 (財)地球環境センター専務理事 | ||
* | 使用言語:日本語・英語(同時通訳) |
3. | 参加方法等 |
入場無料。先着500名まで入場いただけます(事前の申込みは不要。)。 [開催地問合せ先] 清水市役所 環境保全課(TEL:0543-54-2165) |
(注) | 国連環境計画国際環境技術センター(UNEP-IETC) |
1991年5月、国連環境計画(UNEP)の管理理事会は、持続可能な都市および淡水湖沼流域の管理についてのUNEPの役割をさらに強化するため、国際環境技術センター(ITEC)の設置を求める決定を行った。IETCは1992年、日本に設置され、1994年4月には、大阪と滋賀の事務所が正式オープンした。 IETCでは、発展途上国と経済体制移行国を対象に、下水・大気汚染・廃棄物・騒音などの都市環境問題、および淡水資源の管理に対処するための、環境上適正な技術(EST)の利用を促進する役割を担っている。 (IETCのホームページ : http://www.unep.or.jp/) |
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課
課 長:白石 順一(内線6710)
補 佐:米 谷 仁(内線6711)
補 佐:松永 龍児(内線6725)
補 佐:吉口 進朗(内線6763)