報道発表資料
				環境省では、「戦略的環境アセスメントの効果的な実施のために -各国の実例に学ぶ-」をテーマとした国際シンポジウムを平成15年2月20日(木)に三田共用会議所(東京都港区)において開催する。当日は、戦略的環境アセスメントにかかわる海外の専門家による講演や日本の専門家も交えたパネルディスカッションを行う予定である。
			
			- 開催趣旨
- 主催者等
 
- 開催日程及び場所
 
- プログラム(案)
 
- 申し込み方法等
わが国においても、戦略的環境アセスメント(SEA)の重要性に関する認識は深まっており、地方自治体の一部では個別の計画策定においてSEAを行う試みも始まっている。しかしながら、具体的な実施経験はまだ少ないことから、SEAを活用していくためには、手順や技術手法に関する知見を深め、関係者においてそれらの情報を共有していくことが必要である。
今次シンポジウムでは、海外専門家による各国のSEAの実例に関する講演や、日本の専門家も交えたパネルディスカッションを行い、諸外国において実施されたSEAの実例を基に、複数案の設定、比較評価等のステップごとに有効な手法・方法など、効果的にSEAを実施するための条件・ポイント・課題等を明らかにすることを目指す。
| 主 催 | : | 環境省 | 
| 後 援 (予定、 五十音順) | : | 環境アセスメント学会、(社)日本環境アセスメント協会 | 
  
  
| (1) | 開催日時 | 平成15年2月20日(木)10:00~17:00 | 
| (2) | 場 所 | 三田共用会議所・講堂(東京都港区三田2-1-8) | 
  
  
| ○ | 日本におけるSEAを巡る現実・課題とシンポジウムの趣旨説明 | ||||
| 小林正明(環境省総合環境政策局環境影響評価課長) | |||||
| ○ | 基調講演「SEAを巡る国際的動向とこれまでの経験」 | ||||
| バリー・サドラー(国連環境計画(UNEP)環境影響評価アドバイザー、環境アセスメント研究所(英国)アソシエィトディレクター) | |||||
| ○ | 講演「ケーススタディ1 -国家レベルの計画の事例-」 | ||||
| ロブ・フェルヒィーム(オランダ環境影響評価委員会委員長補) | |||||
| ○ | 講演「ケーススタディ2 -廃棄物処理系計画等の事例-」 | ||||
| イァリー・デューシック(中東欧地域環境センター環境アセスメント担当プロジェクトマネージャー) | |||||
| ○ | 講演「ケーススタディ3 -交通系計画の事例-」 | ||||
| ポール・トムリンソン(交通研究所(TRL Ltd.;英国)環境評価&政策担当部門長) | |||||
| ○ | パネルディスカッション | ||||
| 「SEAを効果的に実施するための方法・手法、ポイント、課題」 | |||||
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     本シンポジウムの参加申込みの受付は、来年1月中旬に開始する予定なので、詳細は今後発表する第二報をご覧下さい。
    
    
    
  
(参考)
  
 戦略的環境アセスメント(Strategic Environmental Assessment ,SEA)とは、個別の事業実施前に行われる事業段階の環境アセスメントに対して、それに先立つ「戦略的な意思決定段階」、すなわち、政策(policy)、計画(plan)、プログラム(program)の「3つのP」を対象に行われる環境アセスメント。以下の2つの意義がある。
| [1] | 環境に著しい影響を与える施策の策定・実施に当たって環境への配慮を意思決定に統合 (意思決定のグリーン化)すること 
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| [2] | 事業の実施段階での環境アセスメントの限界を補うこと 
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- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境影響評価課
 課 長 :小林 正明(6230)
 評価技術調整官:上杉 哲郎(6238)
 課長補佐 :中山元太郎(6234)
 担 当 :木野 修宏(6234)