報道発表資料

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2002年11月08日
  • 再生循環

拡大生産者責任(EPR)に関する国際シンポジウム等の開催について

 環境省及び経済産業省は経済協力開発機構(OECD)との共催で、平成14年12月10日(火)から12日(木)までの3日間、東京都の東京国際フォーラムにおいて、廃棄物・リサイクル分野において注目されている拡大生産者責任(EPR:Extended Producer Responsibility)に関する国際シンポジウム等を開催します。

 初日(10日)及び2日目(11日)には、拡大生産者責任の経済学に関するワークショップ(Workshop on the Economics of Extended Producer Responsibility)を開催します(非公開)。本ワークショップは、国内外の経済学者、政府関係者等が集まり、EPRを政策導入することの有効性、経済的効率性等について検討を行うものです。OECDにおいては、本ワークショップの成果を参考にして、今後のOECDにおけるEPRの取組の方針を決めることにしています。なお、本ワークショップの議長は英国環境省のウィルソン氏及び我が国より細田衛士慶應義塾大学経済学部長が共同して務める予定です。

 3日目(12日)には、拡大生産者責任の実施に関するシンポジウム(Symposium on Implementing Extended Producer Responsibility)を開催します。本シンポジウムは、上記ワークショップを日本で開催することを機に、アジア・太平洋地域からの関係者を招き、ワークショップの報告と各国の経験の交流を行うことによりEPRの考え方を広く普及しようとするものです。本シンポジウムは公開となります。

 我が国は、EPRを具体化した制度の経験もあり、これを生かしてこうした国際的な議論に積極的に参加し、国内外の循環型社会の構築に寄与するよう努めることにしています。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
課   長 竹内恒夫(6811)
 室長補佐 染野憲治(6820)
 専 門 官 松野  裕(6819)