報道発表資料

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2002年10月07日
  • 水・土壌

平成14年度第2回内分泌攪乱化学物質問題検討会について

 10月7日(月)に「内分泌攪乱化学物質問題検討会(座長:鈴木継美東京大学名誉教授)」を開催しました。主な審議内容等は、次のとおりでした。

1.新たにリスク評価に取り組む物質の選定
 内分泌攪乱作用が疑われる約40物質のリスク評価を計画的に行うとの方針の下、一昨年度(12物質)、昨年度(8物質)に選定した20物質に加え、今年度、新たにリスク評価に着手する8物質を選定。
 
 今回、選定(予定)の8物質は、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサクロロシクロヘキサン、クロルデン、オキシクロルデン、trans-ノナクロル、DDT、DDE、DDD(別紙1
 
 
2.平成13年度に行われた実態調査の報告等
 (1)平成13年度内分泌攪乱化学物質に係る環境実態調査結果
 内分泌攪乱作用が疑われる物質について、平成12年度に引き続き環境実態調査を行ったもの(別紙2
 
媒体種類水質 底質大気野生生物
地点・検体数(延べ)171 482254(検体)
物質数20 20321
検出物質数13 12119
  
(2)
 
平成13年度臍帯調査結果
  
[1]臍帯中ダイオキシン類の蓄積状況を調査するために、試料採取及び分析に関するマニュアルを整備し、精度管理を充実させた。
[2]臍帯及び母体血中の内分泌攪乱作用が疑われる物質(PCB類、有機塩素系化合物)を測定したところ、検出感度が向上したことにより5つの物質(ディルドリン等)が検出されるようになったが、これまで検出されていた物質については、平成12年度と比べ概ね濃度が低下していた。
[3]母体血・臍帯血中のエストロジェン類及び植物エストロジェン類の測定を行ったところ、平成12年度と同様に既に文献に報告されている値の範囲内であった。
 
 
3.その他
 「第5回内分泌攪乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」に関して報告。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
課   長 安達 一彦(6350)
 専 門 官  鷲見  学 (6352)
 専 門 官  中嶋 徳弥(6355)
 担   当 堀   裕行(6354)
 環境リスク評価室
 室   長 鈴木 幸雄(6340)
 室長補佐 武井 貞治(6343)
 専 門 官  石川 典子(6345)

環境省自然環境局自然環境計画課
課  長  田部 和博(6430)
 企画官  星野 一昭(6490)
 補  佐  植田 明浩(6480)
 担  当  添谷  稔 (6482)

環境省環境管理局水環境部企画課
課  長  盛山 正仁 (6610)
 補  佐  森田 知博 (6614)
 担  当  森田 宏聡 (6623)

環境省環境管理局大気環境課
課  長  柏木 順二(6530)
 補  佐  伊藤  正 (6572)
 担  当  田中 大祐(6534)

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