報道発表資料

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2002年08月01日
  • 地球環境

第1回エコアジア・パネルの結果について

環境省は、平成14年7月29日(月)及び7月30日(火)の2日間、湘南国際村において「第1回エコアジア・パネル」を開催した。アジア太平洋地域の14ヶ国の政策担当者及び8国際機関の専門家、計68名が参加し、「アジア太平洋環境イノベーション戦略プロジェクト」(APEIS)の実施計画を承認したほか、ヨハネスブルグサミットに向けてパートナーシップ/イニシアティブについて情報交換を行った。
  1. 日 時  平成14年7月29日(月)~7月30日(火)
     
  2. 場 所  財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
           〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
           TEL:0468(55)3700、FAX:0468(55)3809
     
  3. 参加国・機関
    ア. アジア太平洋諸国 14ヶ国
      オーストラリア、バングラデシュ、カンボディア、中国、フィジー、インドネシア、イラン、日本、カザフスタン、マレイシア、モンゴル、韓国、スリランカ、タイ
     
    イ. 国際機関 8機関
      アジア開発銀行、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN)、地球環境戦略研究機関,国際熱帯木材機関、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画/国際環境技術センター、国連環境計画/アジア太平洋事務所、国連大学高等研究所
     
  4. 結果の概要
    ア. エコアジア・パネルの活動内容
       環境政策の向上と政策決定を支援するプロジェクトの提案、持続可能な開発の政策と活動に関する経験と知識の共有等をエコアジア・パネルの目的とすること、アジア太平洋の各国政府の高級事務レベル、エコアジアが承認した各プロジェクトの代表者、国際機関の代表者等をメンバーとすることなどを決定した。
     
    イ. APEIS実施計画
       2002年度から2004年度までの第1期間の実施計画を承認した。APEISは、統合環境モニタリング(IEM)、統合環境アセスメント(IEA)、革新・戦略的政策オプション研究(RISPO)の3サブ・プロジェクトから構成され、各々の目的、活動、実施体制、スケジュールが承認された。
     
    ウ. パートナーシップ/イニシアティブの情報交換
       我が国から生物多様性の保全やAPNを通じた地球温暖化研究のキャパシティービルディングの取組を紹介した。フィジー(キャパシティービルディング、気候変動)、インドネシア(グッドガバナンス、自動車排ガス情報の義務的な開示、持続可能な鉱業等)、オーストラリア(持続可能な海洋管理)、UNDP(キャパシティービルディング、水、エネルギー、農業、生物多様性)からも取組が紹介された。今後、各々のプロジェクトがパートナーの拡大に向け努めていくこととなった。
連絡先
環境省地球環境局総務課
課   長:寺田 達志(6710)
 調 査 官 :塚本 瑞天(6721)
 課長補佐:島田・上條(6031)