報道発表資料

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2002年06月26日
  • 大気環境

「大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)」を活用した大気汚染情報の携帯電話への提供について

環境省は、平成12年6月から「大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)」により、都道府県の大気汚染情報をオンラインで収集し、地図情報等に加工しインターネットにより広く一般に情報提供をしている。
 本年6月27日から本システムを改良し、都道府県の光化学オキシダント注意報等の発令状況及び大気汚染情報(二酸化硫黄濃度及び光化学オキシダント濃度の1時間ごとの速報値)を携帯電話により入手できるようにする。
  1. 大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)の改良について
     
     わが国では、大気汚染防止法第22条に基づき、都道府県及び大気汚染防止法上の政令市により大気汚染の常時監視がそれぞれの行政区域単位で行われている。しかしながら光化学オキシダント等については、都市部に限らずその周辺地域まで移流、拡散し高濃度となる場合が多く、広域的な大気汚染状況の監視体制や情報伝達体制の構築が必要とされてきた。
     このため、環境省では、平成12年度から「大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)」を構築し、オンラインで収集した都道府県の大気汚染情報(1時間ごとの速報値)及び光化学オキシダント注意報等の発令状況を地図情報等に加工し、インターネットにより一般への提供を開始している。
     これまでに整備されてきた「大気汚染物質広域監視システム」は、光化学オキシダント濃度の上昇や、最近では三宅島の噴火の影響による二酸化硫黄濃度の上昇等の監視に広く活用されてきた。
     本年度からは、本システムを改良し都道府県の光化学オキシダント注意報の発令状況や、光化学オキシダント濃度及び二酸化硫黄濃度の情報を携帯電話によっても入手できるようにした。これは、光化学オキシダントのシーズンに注意報が発令された場合等、地方公共団体による広報以外にも国民が随時オキシダントの濃度を確認することが出来るように、システムを改良したものである。
     なお、本システムの愛称は「空をマメに監視する」システムという意味を込め「そらまめ君」と命名している。
     
     大気汚染物質広域監視システム(携帯電話サイト)のURL
      iモード   http://sora.nies.go.jp/i/
      J-SKY  http://sora.nies.go.jp/j/
      EZ-WEB  http://sora.nies.go.jp/ez/
     
     大気汚染物質広域監視システムの概念図(別紙参照



    参考:インターネットによる大気汚染物質広域監視システムのURL
     http://w-soramame.nies.go.jp/



     
       
  2. 一般に提供する情報と表示方法別紙参照
提供する情報 携 帯 電 話 (参考)インターネット
大気汚染情報 二酸化硫黄、
光化学オキシダント
二酸化硫黄、
光化学オキシダント、
一酸化窒素、
二酸化窒素、
一酸化炭素、
浮遊粒子状物質、
非メタン炭化水素、
窒素酸化物、
メタン、
全炭化水素、
浮遊粉じん、
気温、相対湿度、
風向、風速
光化学オキシダント注意報等 発令区名表示 地図、時系列表表示
 
 
  1. 携帯電話による情報提供開始日:平成14年6月27日
     
     
  2. 情報を提供する自治体
     
     北海道、青森県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、山梨県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、徳島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県。(42自治体)
     なお、岩手県、長野県、鳥取県、高知県、沖縄県(5自治体)については本年度中に情報を提供する予定。
     
     
  3. 大気汚染物質広域監視システムの運用
     
     独立行政法人国立環境研究所環境情報センターが大気汚染物質広域監視システムの運用を行っている。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局大気環境課
課長:西 出 徹 雄 (6530)
 補佐:四 方 俊 郎 (6538)
 担当:佐々木 淳 一(  〃 )

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