報道発表資料
第19回気候変動に関する政府間パネル(IPCC)総会が、4月17日(水)から20日(土)まで、スイス・ジュネーブにおいて開催された。
総会においては、IPCC議長や各作業部会議長を含むビューローメンバーの改選が行われ、新たなIPCC議長にはパチャウリ氏(インド)が選出された。また、我が国から立候補していた平石尹彦氏(財団法人地球環境戦略研究機関理事)が、インベントリータスクフォース議長に選出された。
また、第4次評価報告書は2007年に完成することとなった。
総会においては、IPCC議長や各作業部会議長を含むビューローメンバーの改選が行われ、新たなIPCC議長にはパチャウリ氏(インド)が選出された。また、我が国から立候補していた平石尹彦氏(財団法人地球環境戦略研究機関理事)が、インベントリータスクフォース議長に選出された。
また、第4次評価報告書は2007年に完成することとなった。
I.第19回IPCC総会の概要
開催月日 | : | 平成14年4月17日(水)から20日(土)まで4日間 |
開催場所 | : | ジュネーブ(スイス) |
出席者 | : | ワトソンIPCC議長、パチャウリIPCC副議長、平石IPCCインベントリータスクフォース共同議長、132カ国政府代表などが出席。我が国からは、木村環境省地球環境局研究調査室長などが出席した。 |
II.会議の結果
- 新ビューローの選出
パチャウリ新IPCC議長を始め、各作業部会議長など合計30名の新たなビューローメンバーが選出され、第4次評価報告書の作成に当たることとなった。我が国からは、(財)地球環境戦略研究機関理事の平石尹彦氏が、温室効果ガスの排出・吸収量の計測・報告手法のガイダンス作成などを行うインベントリータスクフォースの共同議長に選出された。IPCC議長 パチャウリ氏(インド) IPCC副議長 オディンゴ氏(ケニア)、 ムナシンゲ氏(スリランカ)、 イズラエル氏(ロシア) 第1作業部会共同議長 ソロモン氏(米国)、 キン氏(中国) 第2作業部会共同議長 パリー氏(英国)、 カンジアニ氏(アルゼンチン) 第3作業部会共同議長 メッツ氏(オランダ)、 デビッドソン氏(シエラレオネ) インベントリータスクフォース共同議長 平石氏(日本)、 クルッグ氏(ブラジル) _ - 第4次評価報告書の作成
第4次評価報告書を2007年に完成させることとなった。
(参考)IPCC新議長パチャウリ氏のプロフィール
氏名 | ラジェンドラ・パチャウリ博士 |
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国籍 | インド | |
主な役職 | インドの最も有力なシンクタンクのひとつであるタタ・エネルギー研究所の所長であり、我が国の(財)地球環境戦略研究機関の理事も務めている。IPCC前副議長(コミュニケーション戦略を担当)など国際経験も豊富。 | |
専門分野 | エネルギー・環境工学、経済学 | |
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- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
室 長: 木村祐二(内線6730)
補 佐: 小野 洋(内線6731)