報道発表資料

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2002年03月27日
  • 地球環境

北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第7回政府間会合の開催結果について

  1. 3月20日から22日の3日間に亘り、北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第7回政府間会合が、ウラジオストク(ロシア)において開催された。
     
  2. NOWPAPは、国連環境計画(UNEP)によって提唱されている地域海行動計画の一つであり、日本海及び黄海の環境保全を目的として、我が国、韓国、中国、ロシアの4ヶ国により、1994年に採択された。NOWPAPの下、これまでに海洋環境データの整備、各国の政策レビュー、海洋環境モニタリングの構築、海洋汚染に対する準備及び対応などの分野で具体的な事業が参加各国の協力により進められており、また、NOWPAPの各事業の地域拠点となる地域活動センター(RAC)の一つが富山県に設置されている。
     
  3. 第6回政府間会合(平成12年12月、東京)において、NOWPAPの事務局機能を果たす地域調整ユニット(RCU)が、日本(富山)と韓国(釜山)に共同ホストで設置されることが原則的に合意されていた。今次会合においては、更に両オフィスの設立に関する具体的な内容(富山に所長を含め3名、釜山に副所長を含め3名の職員を配置等)について4ヶ国の合意が得られたことから、今後、職員の公募等を含めたRCU設立に向けた具体的準備作業が更に進められることとなった。
     
  4. このほか、海洋環境データの整備、海洋モニタリング、油汚染事故時対応等のNOWPAPプロジェクトを進めるための2002―2003年作業計画及び予算が決定された。
     
  5. 我が国としては、これまで、平成9年のナホトカ号の油流出事故の経験等も踏まえ、積極的にNOWPAP活動に取り組んできたところであり、今後ともNOWPAP活動を通じ、北西太平洋地域の海洋環境保全に一層貢献していく予定である。

照会先  環境省地球環境局環境保全対策課
 課長  鈴木 克徳(6740)
   補佐  牧谷 邦昭(6741)
連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課外務省国際社会協力部地球環境課
国土交通省総合政策局環境・海洋課海洋室