報道発表資料
平成13年度臭気判定士試験の結果が、試験事務の指定機関である(社)臭気対策研究協会(会長 武藤暢夫)から本日発表された。
本試験は、においに関する唯一の国家資格である臭気測定業務従事者(臭気判定士)について実施された6回目の試験であり、11月10日(土)に東京都、名古屋市及び大阪市の3カ所で一斉に行われた。結果は受験者863名に対し合格者は267名(合格率31%)であった。
また、昨年5月に悪臭防止法が改正され、臭気測定業務従事者(臭気判定士)が法律上の資格として新たに位置づけられたため、今回の試験は、初めての法律に基づく試験となった。
本試験は、においに関する唯一の国家資格である臭気測定業務従事者(臭気判定士)について実施された6回目の試験であり、11月10日(土)に東京都、名古屋市及び大阪市の3カ所で一斉に行われた。結果は受験者863名に対し合格者は267名(合格率31%)であった。
また、昨年5月に悪臭防止法が改正され、臭気測定業務従事者(臭気判定士)が法律上の資格として新たに位置づけられたため、今回の試験は、初めての法律に基づく試験となった。
1 | 試験の概要 | |||||||||||||
(1) | 臭気測定業務従事者(臭気判定士) | |||||||||||||
臭気判定士資格は、悪臭防止法に基づく臭気指数規制の円滑な実施のため、平成8年4月に創設された資格である。 この資格の取得のためには、臭気判定士試験に合格し、かつ、正常な嗅覚を有することについての検査(嗅覚検査)に合格する必要があり、その試験が毎年度1回実施されている。 なお、昨年5月に悪臭防止法の一部改正が行われ、臭気測定業務従事者(臭気判定士)の規定が新たに法律に定められたことから、今回の試験は法律に基づいて行われた初めての臭気判定士試験となった。 |
||||||||||||||
(2) | 臭気測定業務従事者(臭気判定士)の業務 | |||||||||||||
臭気測定業務従事者(臭気判定士)は、人間の鼻(嗅覚)を使ったにおいの測定法(嗅覚測定法)において、パネル(実際に嗅覚を用いてにおいの有無を判定する人)の選定、試料の採取、試験の実施、結果のまとめといった一連の作業を管理・統括する責任者である。嗅覚測定法による測定では、測定過程全体が十分に管理されないと、正確な測定値が得られない。悪臭防止法では、嗅覚測定法による測定値(臭気指数)により、悪臭の発生源である事業者に対し、市町村が改善勧告・改善命令を行うことができ、このために必要な測定を、臭気測定業務従事者(臭気判定士)に委託をして行うことができることとなっている。測定値が罰則適用にも結びつくため、測定の公正性・厳格性を確保することが必要であり、臭気測定業務従事者(臭気判定士)の役割は非常に重要である。 |
||||||||||||||
(3) | 平成13年度臭気判定士試験の概要 | |||||||||||||
|
2 | 平成13年度合格者の状況 | |
(1) | 合格者数 |
東京会場 | 名古屋会場 | 大阪会場 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 118 | 25 | 66 | 209 |
女性 | 33 | 6 | 19 | 58 |
合計 | 151 | 31 | 85 | 267 |
(単位:人)
(2) | 合格率 31% (受験者863名に対する割合) |
|
(3) | 合格者年齢 最年長者 57歳(昭和19年生、男性) | |
最年少者 20歳(昭和56年生、女性) |
||
(4) | 都道府県別臭気判定士試験合格者数(単位:名) |
3 | 合格者数等の推移 |
これまで行われた臭気判定士試験の受験者数・合格者数・合格率・免状取得者数は以 下のとおりである。(なお、平成13年12月7日現在の臭気判定士免状所有者数は1,742名(臭気判定技士からの移行者798名を含む)となっている。) |
年度 | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率(%) | 免状取得者数 |
---|---|---|---|---|
平成8年度 | 688 | 244 | 35 | 227 |
平成9年度 | 587 | 237 | 40 | 227 |
平成10年度 | 628 | 199 | 32 | 191 |
平成11年度 | 787 | 157 | 20 | 149 |
平成12年度 | 861 | 223 | 26 | 251 |
平成13年度 | 863 | 267 | 31 | - |
添付資料
- 連絡先
- 環境省環境管理局大気環境課大気生活環境室
室 長:森本英香(内6540)
室長補佐:石井鉄雄(内6543)
担 当:早野晶子(内6542)