報道発表資料

この記事を印刷
2001年10月22日
  • 保健対策

「POPsモニタリング検討会」の設置について

「POPs(残留性有機汚染物質)に関するストックホルム条約」の早期締結にむけた国内制度整備の一環として、国際的調和のもとで効果的なPOPsモニタリングを推進するため、標記の検討会を設置します。
 第1回の検討会は10月26日(金)に開催する予定です。
  1. 趣旨
     

     POPs(Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質)については、地球規模の汚染を防止するため、平成13年5月22日にストックホルム条約が採択され、我が国としても早期締結に向けた国内体制の整備が重要な課題となっています。
     このため、POPs条約対象物質12物質(アルドリン、クロルデン、ディルドリン、エンドリン、ヘプタクロル、DDT、ヘキサクロロベンゼン、PCB、マイレックス、トキサフェン、ダイオキシン類、フラン類)について、環境負荷の状況及び対策の効果を把握するための環境モニタリング手法を確立する必要があります。
     そのための技術的な検討を行い、国際的な調和のもとでの地球規模POPs汚染対策を推進するため、独立行政法人 国立環境研究所(環境省委託先)に標記検討会を設置するものです。
     
  2. 構成員(敬称略、五十音順)
     池田 正之  京都大学名誉教授
     酒井 伸一  国立環境研究所循環型社会形成・廃棄物研究センター長
     柴田 康行  国立環境研究所化学環境研究領域動態化学研究室長
     鈴木 規之  国立環境研究所環境ホルモン・ダイオキシン研究プロジェクト総合化研究チーム総合研究官
     田辺 信介  愛媛大学沿岸環境科学研究センター 教授
     中杉 修身  国立環境研究所化学物質環境リスク研究センター長
     中野  武  兵庫県立公害研究所次長
     福島  実  大阪市立環境科学研究所研究副主幹
     細見 正明  東京農工大学工学部 教授
     宮田 秀明  摂南大学薬学部 教授
     森田 昌敏  国立環境研究所統括研究官
     山田  久  水産研究センター瀬戸内海区水産研究所部長
     
  3. 検討項目
     
    POPsモニタリング手法(分析法、媒体、調査地点等)の検討
    POPs関連物質に関する情報の収集、整理等
    注) ダイオキシン類及びフラン類については、関係局部の調査結果等を活用。
     
     
  4. 検討スケジュール
     

     平成13年度内に3回程度開催し、報告書を取りまとめる予定。
     
  5. 第1回検討会について
    日時 10月26日(金) 10:00~12:30
    議題 (1) 検討会の設置趣旨について
    (2) 「POPs条約」の内容とPOPsモニタリングの目的について
    (3) POPsモニタリング手法に関する検討項目について
      (4) その他
     
  6. 会議等の公開について
     

     会議は一般公開はしませんが、議事要旨を公開します。また、主要資料を環境省ホームページにて公開します。
連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課課   長:安達 一彦
専 門 官 :中嶋 徳弥(6355)
 調査係長:平木 利一(6355)