報道発表資料
環境庁は、ナホトカ号重油流出事故に関連し、海上保安庁の協力を得て、『2-フルフリルアルコール』について、漂着油等の分析を行った。
その結果、いずれのサンプル(60サンプル)からも当該物質は検出されなかった。
その結果、いずれのサンプル(60サンプル)からも当該物質は検出されなかった。
- ナホトカ号重油流出事故に関連して、平成9年2月6日、海岸への漂着油等の分析を実施している研究者より「採取した油の中の一部から『2-フルフリルアルコール』と考えられる物質が検出された。」との情報連絡があったことから、その後、速やかに国立環境研究所において、当該物質の分析・確認作業を行った。
- 具体的には、国立環境研究所が保管していたサンプル、海上保安庁が保管していたサンプル、2月7日及び8日に海上保安庁が新たに漂着海岸から採取したサンプル(合計60サンプル)について、順次、当該物質の分析を行った。
- その結果、分析を行ったナホトカ号船首部タンクからの抜き取り重油、船尾部沈没位置付近の湧出油及び漂着した重油(1月5日~2月8日、新潟県~鳥取県)等いずれのサンプルからも当該物質は検出されなかった。
- 環境庁としては、関係省庁の協力を得て、いかなる理由により、回収過程で『2-フルフリルアルコール』と考えられる物質が混入したかについて、引き続きその原因を調査するとともに、海岸部の大気中濃度のモニタリングを実施しているところである。
なお、重油回収作業に当たっては、既に指導しているように、保護メガネ、マスクの着用等を適切に行うことが重要である。
- 連絡先
- 環境庁水質保全局企画課
課長 柳下正治(6610)
補佐 田中紀彦(6622)
環境庁水質保全局水質規制課
課長 畑野 浩(6640)
補佐 牛谷勝則(6643)
環境庁大気保全局大気規制課
課長 飯島 孝(6530)
補佐 石飛博之(6537)
環境庁企画調整局環境保健部環境安全課
課長 中島正治(6350)
補佐 牧谷邦昭(6357)