報道発表資料
第18回「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」総会が、9月24日(月)から9月29日(土)まで英国・ロンドン市において開催された。
総会においては、IPCC統合報告書の政策決定者向け要約( Summary for Policymakers)の審議・採択及び統合報告書本体の受諾が行われた他、作業部会の構成、インベントリータスクフォースの位置づけ等、今後のIPCCの活動に関する様々な方針が決定された。
今後、来年4月(場所未定)に開催予定のIPCC第19回総会で、IPCCの新たなビューローが選出され、第4次評価報告書や各種特別報告書等の作成に向けての体制が構築されることとなる。環境省としては、今後とも地球温暖化問題に関わる国際的な検討に積極的に参画・貢献することとしている。
総会においては、IPCC統合報告書の政策決定者向け要約( Summary for Policymakers)の審議・採択及び統合報告書本体の受諾が行われた他、作業部会の構成、インベントリータスクフォースの位置づけ等、今後のIPCCの活動に関する様々な方針が決定された。
今後、来年4月(場所未定)に開催予定のIPCC第19回総会で、IPCCの新たなビューローが選出され、第4次評価報告書や各種特別報告書等の作成に向けての体制が構築されることとなる。環境省としては、今後とも地球温暖化問題に関わる国際的な検討に積極的に参画・貢献することとしている。
I.第18回IPCC総会の概要
開催月日 | : | 平成13年9月24日(月)から9月29日(土)まで6日間 |
開催場所 | : | ロンドン(ウェンブレー)(英国) |
出 席 者 | : | ワトソンIPCC議長、オバシWMO 事務局長、クタヤール UNFCCC事務局長、各国代表など、総計約300人が出席。我が国からは、近藤気象庁気象研究所気候研究部長、木村環境省地球環境局研究調査室長をはじめ、谷口IPCC副議長、平石インベントリータスクフォース共同議長などが出席した。 |
II.会議の内容
1. | IPCC統合報告書について | ||||||||
IPCC統合報告書は、平成11年4月にコスタリカで開催されたIPCC第15回総会において承認された9つの「政策に関連した科学的質問(PRSQ)」に対して、本年4月にとりまとめられたIPCC第3次評価報告書及びそれ以前の報告書をもとに回答することを目的として作成されたものである。 本報告書の執筆作業は各国政府や専門家の協力の下で進められ、これまでに報告書本体と政策決定者向け要約(SPM:Summary for Policymakers)の2部構成よりなる最終報告書案が作成された。今回の会合では、SPMの審議・採択が行われ、併せて報告書本体が受諾された。本報告書の主な内容は別紙のとおりである。 | |||||||||
2. | 今後のIPCCについて | ||||||||
2002年以降のIPCCの活動について、主に以下の項目について審議を行った。
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3. | 特別報告書等の作成について | ||||||||
以下の各報告書等について、それぞれ提出されたスコーピングペーパー等を踏まえて作成についての審議が行われ、その内容、作業スケジュール等が以下のとおり決定された。
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4. | 今後の予定 | ||||||||
次回のIPCC総会は、来年(2002年)4月(場所未定)に開催されることとなった。なお、次回総会では、IPCCの新ビューローの選出が行われる予定である。 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課
研究調査室(03-3581-3351)
室 長: 木村祐二(内線6730)
補 佐: 小野 洋(内線6731)
担 当: 永田眞一(内線6733)