報道発表資料
環境省では、化学物質の審査・規制に関し、生態系保全の観点を導入することについて検討を行うため、標記検討会を設置します。
第1回の検討会は10月5日(金)に開催する予定です(非公開)。
第1回の検討会は10月5日(金)に開催する予定です(非公開)。
- 趣旨
- 検討事項
- 検討委員 (敬称略、五十音順)
- 会議の公開について
- 検討スケジュール
- 第1回検討会について
近年、内分泌かく乱化学物質などによる野生生物への影響についての国民の関心が高まっています。現行の「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)においては、人の健康の保護の観点のみから化学物質の審査・規制が行われていますが、諸外国においては人の健康の保護と環境(生態系)の保全との両者を目的として審査・規制が行われており、我が国においても生態系保全のための取組が必要との指摘がなされてきています。
このため、化審法に野生生物や生態系の保全を目的とした審査・規制の枠組みを導入することについて、その必要性、妥当性、技術的対応可能性等を検証するとともに、これを導入する場合の化学物質の審査・規制体系の在り方について検討するため、環境省環境保健部長の私的諮問機関として標記検討会を設置するものです。
(1) | 化学物質の審査・規制への生態系保全の観点の導入の必要性・妥当性 |
(2) | 化学物質の生態影響評価の技術的対応可能性 |
(3) | 生態系保全に係る審査・規制体系の在り方 |
(4) | これらに関連した化審法の審査・規制体系の見直し事項、留意事項等 |
飯塚 豊 | 化成品工業協会技術委員会委員 |
池田 正之 | 京都大学名誉教授 |
井上 達 | 国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験センター長 |
大塚 直 | 早稲田大学法学部教授 |
北野 大 | 淑徳大学国際コミュニケーション学部教授 |
鳥居 圭市 | 社団法人日本化学工業協会常務理事・化学物質総合安全管理センター長 |
中下 裕子 | ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議事務局長 |
中杉 修身 | 独立行政法人国立環境研究所化学物質環境リスク研究センター長 |
畠山 成久 | 独立行政法人国立環境研究所生物圏環境研究領域上席研究官 |
吉岡 義正 | 大分大学教育福祉科学部教授 |
若林 明子 | 東京都環境科学研究所基盤研究部長 |
会議は原則非公開としますが、議事要旨は公開します。また、資料の公開につきましては、その内容に応じて座長が定めることとします。公開できる資料につきましては、会議後に当省ホームページにて公開します。
年度内に4~5回程度開催し、報告書を取りまとめる予定にしています。
以下のとおり開催いたします。
日時 | : | 10月5日(金)14:00~17:00 | |
議題 | : | (1) | 検討会の設置趣旨について |
(2) | 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の運用状況について | ||
(3) | 化学物質の審査・規制における生態系保全の観点の必要性について | ||
(4) | その他 |
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室
室 長:早水 輝好 (内線6309)
室長補佐:新田 晃 (〃 6314)
担 当:東 利博 (〃 6329)