報道発表資料

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1998年03月31日

大木環境庁長官の海外出張について

大木環境庁長官はG8環境大臣会合に出席するため、次の日程で英国に出張することになりましたのでお知らせします。

4月3日(金) 成田発→ロンドン着、ケントに移動
G8環境大臣会合出席
4月4日(土) G8環境大臣会合出席
ケントからロンドンに移動、ロンドン発
4月5日(日) 成田着

 


G8環境大臣会合への大木環境庁長官の出席について

平成10年3月31日

1. 概要
 大木環境庁長官は来る4月3日(金)から5日(日)まで英国ケント州のリーズ城で開催されるG8環境大臣会合に出席する。
 本会合においては、気候変動問題等について集中的な議論が行われ、その成果は、政治的メッセージを発信するという観点から、宣言(コミュニケ)として取りまとめられ、首脳サミットにおける環境に関する議論に反映される予定である。
 特に、気候変動問題については、プレスコット英副首相が中心となってCOP3の総括とCOP4に向けた取組について集中的な討議を行う予定であり、我が国としては、排出権取引等京都議定書で採択された新たなメカニズムの検討促進に貢献するとともに、特に途上国の取組強化に向けた政策対話の促進を訴える予定である。

2. 大木環境庁長官の出張日程
4月3日(金) 成田発
ヒースロー着・リーズ城へ移動
G8環境大臣会合出席
4月4日(土) G8環境大臣会合出席
リーズ城からヒースローへ移動
ヒースロー発
4月5日(日) 成田着

参考 G8環境大臣会合(4月3日~5日、英国・ケント)について

1. G8環境大臣会合
 G8環境大臣会合(1997年までは、G7環境大臣会合)は、サミット(首脳会合)に環境面からインプットすることを目的として、1992年(平成4年)以来、サミットに先立ち開催されている会合であり、その成果は、議長(サミット議長国の環境担当大臣)から議長国の首脳へ報告され、サミットにおける環境に関する議論に反映されている。

【参考】過去の開催経過
1992年5月  ドイツ(ボン)  中村長官(当時)出席
1994年3月  イタリア(フィレンツェ)  広中長官(当時)出席
1995年4月  カナダ(ハミルトン)  宮下長官(当時)出席
1996年5月  フランス(カブール)  中島政務次官(当時)出席
1997年5月  米国(マイアミ)  田邊大使(当時)出席
2. 今回会合の概要と予定される成果
(1) 概要
今回会合は、本年のサミット議長国である英国の環境・運輸・地域省の主催により、4月3日(金)から5日(日)まで、英国・ケント州のリーズ城において、「気候変動」、「環境と雇用」、「海洋(生物多様性の保全)」及び「多国間環境協定の違反」をテーマに開催される。
本会合には、G8諸国の環境担当大臣(又はその代理)のほか、ECから環境担当委員が出席の予定。
我が国から大木環境庁長官のほか、環境庁(浜中地球環境部長、竹本地球環境部調査官ほか)、外務省(木村大使ほか)、通産省(石海審議官ほか)、科学技術庁及び水産庁から担当官が出席予定。
(2) 成果
会合の成果は、政治的メッセージを発信するとの観点から「コミュニケ」としてとりまとめられるとともに、バーミンガム・サミット(5月15日~17日)にインプットされる予定。
3. 今回会合の全体日程(4月3日(金)~5日(日)、於:ケント州・リーズ城)
4月3日(金)
17:50 OECD環境大臣会合出席者・リーズ城着
19:00 歓迎の辞(英国)
前回会合のフォローアップ(ブラウナー米国環境保護庁長官)
19:30 夕食会
4月4日(土)
09:00 議題1「気候変動」
10:45 コーヒーブレーク
11:15 議題2「環境と雇用」
12:15 昼食
14:10 議題3「海洋(生物多様性の保全)」
15:40 チャールズ・ダーウィン邸見学又は城内散策
19:30 夕食会
4月5日(日)
09:00 議題4「多国間環境協定の違反」
10:30 コーヒーブレーク
11:10 「コミュニケの検討及び採択」
12:30 昼食
14:30 記者会見
15:00 リーズ城出発
連絡先
環境庁企画調整局地球環境部企画課
課  長 :柳下 正治(6731)
 補  佐 :岸部 和美(6721)
 専門官 :佐藤 邦子(6755)