報道発表資料

この記事を印刷
2001年09月04日
  • 保健対策

「第6回地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議」について

「第6回地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議」が10月15日(月)~19日(金)、熊本県水俣市で開催されますのでお知らせします。
 なお、会議の詳細スケジュール等については、今後組織委員会において調整される予定です。
ポイント
日  時
   平成13年10月15日(月)~19日(金)
 
場  所
   水俣市文化会館、水俣市総合もやい直しセンター「もやい館」
 
主催者
   第6回地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議組織委員会
 (財)水と緑の惑星保全機構
 〈後援〉環境省、熊本県、水俣市
 
出席者
   約40カ国 500人(予定)
 
予定される主な発表主題
  1. 大気
     自然界における大気中への水銀の蒸散、及び産業活動に伴う大気中への放出とその制御法、並びに大気中の水銀濃度測定(水銀モニタリング)に関する研究
 
  2. 分析方法
     環境試料、生物試料中の水銀の存在形態の解析、並びにその測定技術、測定精度に関する研究
 
  3. 汚染地域
     水銀鉱山、金鉱山、化学工場周辺等の水銀汚染とその浄化技術に関する研究
 
  4. 生物地球化学
     水、土壌等の一般環境並びにそこに生息する生物相における水銀の動態と分析に関する研究
 
  5. 健康影響
     ヒトへの水銀暴露に関し、診断技術、治療法、疫学調査に関する研究と、汚染問題に関する政策を含む社会科学的研究
経  緯

 地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議(以下「水銀国際会議」という。)は、化石燃料の大量消費に伴う水銀による地球環境汚染への懸念、環境中の水銀の有機化・魚介類への濃縮による人間の健康への影響、金採掘による水銀汚染問題等にかんがみ、1990年のスウェーデンでの会議以降おおむね2年ごとに開催されており、幅広い分野の研究者が一堂に会し、最新の研究成果を発表する水銀問題に関する世界最大規模の国際学術会議となっている。
 
 水銀国際会議の水俣市での開催については、世界各国の水銀問題の専門家に水俣病発生の現地に参集していただき、水俣病の教訓や再生に取り組む水俣の姿を直接伝えることが非常に意義深いことと考えられたため、環境省、熊本県、水俣市等が同会議の水俣市開催を働きかけ、1999年5月にブラジル、リオ・デ・ジャネイロ市において開催された第5回会議において、2001年10月の水俣市での開催が決定された。

参  考
過去の開催実績
 
 第1回  1990年  イェブレ (スウェーデン)
 第2回  1992年  モントレー (米 国)
 第3回  1994年  ウィスラー (カナダ)
 第4回  1996年  ハンブルグ (ドイツ)
 第5回  1999年  リオ・デ・ジャネイロ (ブラジル)
 
会議日程、関連行事及び周辺行事の概要は、別紙に記載

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課特殊疾病対策室
室 長  原   徳壽(6330)
 補 佐  三橋 英夫(6331)
 
第6回地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議(ICMGP)
 組織委員会
 委員長  赤木 洋勝
 事務局  山元  恵 0966-62-7500
 

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。