報道発表資料
佐渡トキ保護センターにて飼育中のトキ美美(メイメイ:雌)が先月末から今月初めに産んだ4個の卵について、検卵を行いましたのでお知らせします。
本日午前、佐渡トキ保護センターにおいて、ふ卵器内のトキの卵4個(産卵日:3月26日、28日、30日、4月1日)について検卵を実施したところ、4個全てが有精卵である可能性が高いことが判明しました。
環境省としては、有精卵の可能性が高い4個の卵が、引き続き順調に生育することを期待しており、ふ卵器での保温を継続し、経過を慎重に見守っていきたいと考えています。
(参考)
- 検卵方法は、昨年同様、卵の鈍端に光を照射し、内部を肉眼で観察。有精卵の場合、卵内が全体に暗く、気室との境界がはっきりしている。
- 今回の卵が、有精卵でありかつ順調に生育した場合には、最も早ければ4月下旬のふ化が期待される。(通常、産卵の約4週間後にふ化。)
- 当該ペアについては、今回採卵したことにより、補充卵の産卵(第2クラッチ)が期待される。
(通常、採卵の1~2週間程度後に再度産卵する可能性がある。)
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長:黒田 大三郎(6460)
担当:鳥居・柳川 (6469)