平成１３年度予算案における環境保全経費の概要について

平成１３年度予算案における関係行政機関の環境保全経費を取りまとめた。
　環境保全経費は、環境保全に係る施策が政府全体として効率的、効果的に展開されるよう、環境省設置法第４条第３号に基づき環境省が見積方針の調整を行い、取りまとめているものである。
　平成１３年度の環境保全経費は、昨年１２月に閣議決定された「環境基本計画」に盛り込まれた施策の効果的な実施に資する観点から、環境基本計画に示された施策の体系に準じて経費の分類事項を見直し、それに沿って取りまとめており、その総額は３兆４８４億円で、前年度当初予算額に比べ６５億円の増となっている。

１．	環境保全経費の総額
	３兆４８４億円・・・・・平成１２年度当初予算額（３兆４２０億円）と比べ、
		６５億円、０．２％の増額
２．	環境保全経費の内訳
		１３年度	（１２年度）
（１）	地球環境の保全	６,４２５億円　（	６,２６２億円）
	省・新エネルギー等関係、地球環境に関する調査研究・監視観測、国際協力等　　＜文部科学省、経済産業省、国土交通省、環境省等＞
（２）	大気環境の保全	２,０２８億円　（	２,０２８億円）
	空港等周辺騒音等対策、沿道環境改善、産業技術開発、大気環境監視等　　＜防衛施設庁、国土交通省、経済産業省、環境省等＞
（３）	水環境、土壌環境、地盤環境の保全	１兆３,１１３億円　（	１兆３,２９７億円）
	下水道・廃水処理施設整備、水質環境監視等　　＜国土交通省、農林水産省、環境省等＞
（４）	廃棄物・リサイクル対策	２,１１３億円　（	１,９０４億円）
	廃棄物処理・再生利用施設整備、資源循環型畜産業促進対策等　　＜環境省、国土交通省、農林水産省等＞
（５）	化学物質対策	１７５億円　（	１７２億円）
	ダイオキシン対策、内分泌かく乱物質対策、化学物質評価管理等　　＜環境省、厚生労働省、経済産業省等＞
（６）	自然環境の保全と自然とのふれあいの推進	５,９２６億円　（	６,０８７億円）
	治山・森林整備、都市公園・自然公園整備、野生生物保護等　　＜農林水産省、国土交通省、環境省等＞
（７）	各種施策の基盤となる施策等	７０４億円　（	６６９億円）
	環境基盤研究、公害健康被害対策、環境教育、環境行政事務等　　＜環境省、文部科学省等＞

添付資料

（参考）平成１３年度省庁別・事項別環境保全経費一覧

連絡先: 環境省総合環境政策局環境計画課
課長　鷺坂長美　内線6220
　補佐　上村　　昇　内線6282
　担当　黒川和良　内線6224