報道発表資料

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2001年02月21日
  • 保健対策

「内分泌攪乱化学物質研究の最新動向に関する国際ワークショップ」及び「内分泌攪乱化学物質の無脊椎動物試験標準化に関する国際ワークショップ」の開催について

3月3日(土)から5日(月)の日程で、環境省及び岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンターの主催により、「内分泌攪乱化学物質研究の最新動向に関する国際ワークショップ」が開催される。
 また、3月24日(土)、25日(日)の日程で、環境省の主催により、「内分泌攪乱化学物質の無脊椎動物試験標準化に関する国際ワークショップ」が開催される。

1. 背景・目的

 内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)については、現在、世界中で調査・研究が進められているが、研究が進展するのに伴い、当初予想された作用メカニズムに加えてさらに様々な仕組みが複雑に関連していることが示唆されるなど、基礎的研究の重要性が強く指摘されている。
 また、現在OECDが中心となり、内分泌攪乱化学物質に関するスクリーニング・試験法の開発・検証に努めているところであるが、それらの試験に用いられる系統、餌、飼育条件等が統一されていない状況にあるため、これらの標準化が急務となっている。
 このような状況を踏まえ、
 [1]作用メカニズムの解明など分子生物学的研究の最新動向
 [2]魚類、鳥類、両生類等の脊椎動物における系統、餌、飼育条件の標準化
に関して、「内分泌攪乱化学物質研究の最新動向に関する国際ワークショップ」を開催するとともに、貝類、甲殻類等の無脊椎動物のフィールド調査手法及び実験室内評価手法の標準化に向けて、「内分泌攪乱化学物質の無脊椎動物試験標準化に関する国際ワークショップ」を開催する。

2.「内分泌攪乱化学物質研究の最新動向に関する国際ワークショップ」について

(1)開催日時:平成13年3月3日(土)~5日(月)

(2)開催場所:岡崎国立共同研究機構岡崎コンファレンスセンター

(3)主催:環境省、岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター
   協力:科学技術振興事業団

(4)発表者:国内外の研究者35名程度を予定(別紙1参照)

(5) プログラムの概要
  1日目: 市民講座「よくわかる環境ホルモン」(一般向け)
標準化に関するワークショップ(研究者向け)
2日目: 遺伝子技術などを用いた内分泌攪乱作用の評価に関する発表(研究者向け)
3日目: 内分泌攪乱作用のメカニズムの解明等に関する発表(研究者向け)
市民講座については参加申し込みは不要。
研究者向けのプログラムは、事前に登録した研究者のみ参加可能。

(6)使用言語:英語(市民講座は日本語)

(7)問い合わせ先: 岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンタ-
 〒444-8585 愛知県岡崎市明大寺町西郷中38
 TEL0564-55-7525/7526  FAX0564-55-7527

3.「内分泌攪乱化学物質の無脊椎動物試験標準化に関する国際ワークショップ」について

(1)開催日時:平成13年3月24日(土)、25日(日)

(2)開催場所:熊本テルサ

(3)主催:環境省/協力:熊本県立大学

(4)発表者:国内外の研究者10名程度を予定(別紙2参照)

(5) プログラムの概要
  1日目: 貝類等における内分泌攪乱作用に関する発表(研究者向け)
2日目: 甲殻類等における内分泌撹乱作用に関する発表(研究者向け)
事前に登録した研究者のみ参加可能

(6)使用言語:英語

(7)問い合わせ先: みなまた環境テクノセンター
 〒867-0068熊本県水俣市浜松町5番98号
 TEL:0966-62-0639  FAX:0966-68-9041

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
課長  上田 博三(内6350)
専門官  中山 鋼(内6352)
担当  鷲見 学(内6352)