報道発表資料

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2001年02月20日
  • 地球環境

「国連森林フォーラム(UNFF)組織会合及び非公式協議」の結果について

平成13年2月12日(月)から2月16日(金)、ニューヨーク国連本部において表記会合が開催されました。「持続可能な森林経営」の概念が打ち出された地球サミット以後、国連では森林問題への政策対話が進められてきましたが、昨年10月、国連森林フォーラム(UNFF)を経済社会理事会の附属機関として設置することが決まりました。今回の組織会合は、本年6月に予定されている第1回会合に先立ち、議長等の選出や、事務局の設置などを決定するため開かれたものです。また、これと併せて非公式の協議が行われ、第1回会合で採択される予定の多年度作業計画等が検討されました。
  1. 組織会合(平成13年2月12日及び2月16日)

    (1)役員の選出
    [1]議長ムバラク・フセイン・ラムタラ国連大使(スーダン)
    [2]副議長スラメット・ヒダヤット(インドネシア)
    [3]同上アレクセイ・コロニエンコ(ロシア)
    [4]同上グスタボ・スアレスーデ・フレイタス(ペルー)
    [5]同上(書記)ナット・イスタッド(ノルウェー)

    (2)役員の任期
     経済社会理事会の機能委員会の規則に基づき、UNFFの会合の終了後直ちに次の会合の役員決定のための会合を開催すること、役員の任期は1年とすること等が決議された。

    (3)事務局の設置場所
     スイス、コスタリカ及びFAOから誘致提案がなされたが、運営費等の誘致条件を比較検討の上、もっとも合理的と思われるニューヨーク国連本部に設置することがコンセンサスで決定した。

    (4)今後の会合の開催場所等
    [1]第1回実質会合ニューヨーク(アメリカ)(2001年6月予定)
    [2]第2回~第4回実質会合(2002~2004年)
      ジュネーブ(スイス)で2回、サンホセ(コスタリカ)で1回
      (※UNFFで閣僚会合を同時に開催する場合はサンホセを優先)
    [3]第5回実質会合ニューヨーク(アメリカ)(2005年)

    (5)協調パートナーシップ(CollaborativePartnershiponForest;CPF)
     CPFは、UNFFを補完する仕組みとして提案されているもの。
    組織会合の当初のアジェンダには含まれていなかったが、ノルウェーの提案で、本件の取組状況についての報告が行われた。

  2. 非公式協議(平成13年2月13日~2月16日)

     組織会合にあわせて非公式の協議が行われ、第1回UNFF会合で採択される予定の多年度作業計画等が検討された。主な検討項目は次のとおり。

    (1)合意事項の実施促進
    (2)合意事項の実施状況のモニタリング、評価、報告
    (3)協力と政策・事業の協調
    (4)国際的・分野横断的協力
    (5)持続可能な森林経営の共通理解の醸成と森林政策及び新課題への対応

     これらの議論を踏まえ、今後、事務局で多年度作業計画の案を作成、6月の第1回会合において検討の上、最終的な計画を採択する予定となっている。

(以上)

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
課長:鈴木 克徳(6740)
担当:田口、三宅(6744)