報道発表資料

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1997年01月31日

平成8年度環境基本計画推進調査費(緊急分)による調査研究の実施について

環境基本計画推進調査費(緊急分)は、環境保全に重大な支障を及ぼす等のため緊急に行うべき調査研究を対象として各省庁に配分を行うものである。
 今般、平成8年度の環境基本計画推進調査費(緊急分)により、ナホトカ号油流出事故に関し、別添の3テーマについて調査研究(総額12,702千円)を実施 することとした。

(別添)

調査名 概要 予算額
(千円)
担当部局

1ナホトカ号油流出事故に伴う国立・国定公園等における自然環境及び海鳥への影響に関する緊急調査

ナホトカ号の事故により流出した重油により、広範囲で重油汚染の被害が発生しており、国立・国定公園地域等の重要な自然環境や海鳥等への影響について極めて憂慮すべき事態となっている。このため、潜水調査を含む現地調査及び海鳥類の被害個体の種の識別等による被害状況の緊急把握を行い、直ちに講ずるべき対策について検討する。

3,505 環境庁自然保護局計画課
  上杉(内線6432)

2ナホトカ号油流出事故に伴う浅海域への環境影響に関する緊急調査

ナホトカ号の事故により流出した重油が漂着した日本海沿岸付近の浅海域は、岩礁、砂浜両生態系を含み、水質が良好で、イワノリ、アワビ、ヒラメ等豊富な水産生物が生息するなど重要な海域である。同海域の保全のためには、早急に油汚染による環境影響を明らかにする必要があることから、緊急的に環境影響調査を実施し、今後の適切な対策の実施に資する。 6,999 環境庁水質保全局水質規制課
  牛谷(内線6643)

水産庁研究部研究課
  玉井
 3502-8111 内線7379

3ナホトカ号油流出事故に伴う海岸への油の漂着・汚染に関する緊急調査

ナホトカ号の事故により流出した重油による汚染で、豊かな生態系やすぐれた自然景観、親水機能を有する海岸に重油が大量に漂着しており、生態系への影響や自然景観の悪化のみならず、海水浴場の砂浜の汚染等海岸環境保全上多くの問題が生じている。このため、油汚染の状況について漂着初期のデータを緊急に調査し、親水機能等の回復を図るため直ちに講ずるべき対策を検討する。 2,198 水産庁漁港部防災海岸課
  宇賀神
 3502-8111 内線7353
連絡先
環境庁企画調整局企画調整課
課長 増井喜一郎 内線6210
 担当 加藤  英雄 内線6212