報道発表資料

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2001年02月06日
  • 水・土壌

有明海水質等状況緊急補足調査の実施について

今般のノリの不作問題に関し、水産庁において有明海ノリ不作対策緊急調査が実施されているところである。環境省としては、今回、この水産庁の調査と協力連携して、有明海の水質等の状況について、現在実施している水質モニタリング調査に加え、本年度において緊急に水質等の補足調査を行うものである。
1.趣旨
 現時点での有明海全体の水質等の状況を速やかに把握しようととするものであり、現在関係4県において行われている水質モニタリング(水質汚濁防止法に基づく水質の常時監視等)に加え、底質、底生生物等いくつかの追加の調査項目を予定している。
 なお、具体的な調査の内容等については水産庁及び関係4県と協議することとしている。

2.調査内容
(1)調査項目
[1]水質
生活環境項目
 COD、pH、DO(溶存酸素)、全窒素、全燐、N-ヘキサン抽出物質
その他項目
 SS(浮遊物質量)、塩分、栄養塩類、有機物、動植物プランクトン、クロロフィルa等
[2]底質
 COD、全窒素、全燐、有機物、栄養塩類、底生生物、付着藻類等
[3]気象等
 気温、水温、色合い、臭気、透明度、水中光量等
(2)調査地点
 COD環境基準点等及び全窒素・全燐の環境基準点等の中から選定。
3.実施期間
 平成13年3月末まで

4.結果の評価
 専門家による検討会を組織し、結果の評価・解析を行う。
連絡先
環境省環境管理局水環境部水環境管理課閉鎖性海域対策室
室   長 柴垣 泰介(内線6660)
 室長補佐 山崎 卓三(内線6661)