報道発表資料

この記事を印刷
2001年02月06日
  • 再生循環

熊本県・水俣市エコタウンプランの承認について

この度、熊本県・水俣市のエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)の承認申請があり、これを審査した結果、既存の産業集積と先進性のあるリサイクル技術を連携させた環境関連産業の創出をはじめとする環境と調和したまちづくりが計画されており、環境省と経済産業省は平成13年2月6日に共同で承認することとした。
 なお、本承認は全国で13番目、九州地域では北九州市、福岡県・大牟田市に続く3番目のエコタウンプランとなる。
熊本県・水俣市のエコタウンプランの概要

 水俣病という産業公害の経験を経て、平成4年に「環境モデル都市づくり」を宣言するなど環境意識の高い水俣市は、23種類に及ぶごみの分別収集による資源ごみ回収などの既存の取組と地域における環境関連産業の振興を有機的に結びつけ、市民・企業・行政が一体となった資源循環型のまちづくりを目指し、「水俣エコタウンプラン」を策定した。同計画は、環境関連の研究開発を行う「みなまた環境テクノセンター」を核とする水俣産業団地において、地域で排出された廃棄物の地域企業によるリサイクル事業等を促進し、環境リサイクル関連産業の集積を目的とした「総合リサイクルセンター(生活支援工房)」を整備するもの。

 熊本県・水俣市のエコタウンプランに基づき実施されるびんのリユース・リサイクル施設に対して、経済産業省から施設整備費補助金が交付される予定。

 なお、エコタウンプランについては今後も各地域からの申請を踏まえ、追加的な承認案件がまとまった段階で逐次承認を行っていく。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
室長:長門(内線6831)
 室長補佐:増井(内線6832)
 係長:星(内線6835)