報道発表資料

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1997年01月31日

河川環境保全に関する環境庁・建設省連絡会議(第2回)の結果について

標記連絡会議が1月30日(木)午後に開催され、以下の事項について、今後両省庁で協力して取り組むことが決まった。
  1. 健全な水循環確保のための連携~湧水復活協同事業~
     環境庁と建設省は、雨水浸透ますの設置等により地下水涵養を促進し、地域住民の関心が高く、枯渇又は水量が減少している湧水や地域の顔となる井戸の復活整備を図る事業を、連携のもと広域的かつ重点的に推進し、流域における健全な水循環を確保するとともに、水環境保全への普及啓発を図る。
     
  2. 河川の水質環境基準のあてはめ見直しと水質改善の推進
     環境庁は建設省の協力を得て、来年度より河川の環境基準(国あてはめ水域)のあてはめ見直し及び基準達成に向けた水質改善対策の推進に取り組む。
     
  3. 長良川に係る課題の検討
     環境庁は建設省の協力を得て、長良川河口堰に係る課題(堰上流部の塩水化とゲート操作の方法、堰の本格運用後の水質及び生態系の変化等の評価、上流の栄養塩類対策等今後の水質等の改善対策など)について、学識経験者及び建設省からのヒアリングを踏まえ、環境保全の観点から検討する。
     なお、第1回のヒアリングは本年度内に実施する。
     
  4. 清流回復のための連携
     建設省は、環境庁などの関係省庁と連携して、「清流回復のための関係省庁連絡会議(仮称)」を設置し、清流回復のための取り組みについて検討する(詳細は本日建設省で発表予定)。
連絡先
環境庁水質保全局水質管理課
課長:南川秀樹(6630)
 補佐:関荘一郎(6631)
 担当:小松直樹(6635)