報道発表資料

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1998年05月12日

河川環境保全に関する環境庁・建設省連絡会議(第5回)の結果について

環境庁と建設省は、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)問題を主な議題とし て、5月11日(月)午後に第5回「河川環境保全に関する環境庁・建設省 連絡会議」を開催し、以下の事項について、今後両省庁間で協力して取り組 むことを確認するとともに、関連施策について情報交換を行った。
 (注)本件は建設省記者クラブでも同時発表しています。

1.環境ホルモンに係る実態調査の連携について

 環境庁と建設省は、環境ホルモン実態調査を連携して進めることに合意した。
 具体的には、

  1. 今年度、環境庁は、全国の大気、水質、底質、生物等の汚染状況や排出実態の調査を行い、建設省は、全国の直轄一級河川を対象に、水質、底質及び魚類の実態調査を行うと ともに、下水処理場への流入や放流の状況の実態調査を行う、
  2. 両省庁は、これらが効率的な調査となるよう、十分調整の上で実施するとともに、得られた結果について緊急に活用していくため、互いに情報交換するとともに、各方面での 研究等に広く活用できるよう公表していく、

ことを確認した。

2.環境ホルモンに係る関係省庁間の連携強化について

 環境庁と建設省は、水環境における環境ホルモンの問題に関して、関係省庁間の連携を一層強化する必要があるとの認識で一致し、水環境に関連する省庁の連絡会議 を新たに設置することも含めて、今後の連携の強化を検討していくことを確認した。

3.河川環境保全関連施策についての情報交換

 水循環の取組、環境基準生活環境項目の水域類型の指定の見直し、日本の水浴場55選、水質汚濁防止法に係る特定施設の追加、河川水辺の国勢調査結果等について情報交換を 行った。

 

    第5回河川環境保全に関する環境庁・建設省連絡会議出席者

 

環境庁 水質保全局水質管理課 課長 一方井誠治
  水質規制課 課長 畑野  浩
  自然保護局計画課 生物多様性企画官 薄木 三生
  ※環境保健部環境安全課環境リスク評価室長 上田 博三
建設省 河川局河川環境課 課長 清治 真人
  開発課 課長 横塚 尚志
  ※都市局下水道部流域下水道課 課長 橋本  建

※については、今回環境ホルモンについて協議するため出席

連絡先
環境庁水質保全局水質管理課
課 長 : 一方井誠治 (6630)

環境庁水質保全局水質規制課
課 長 : 畑野  浩 (6640)

環境庁自然保護局計画課生物多様性企画官:薄木三生
環境庁企画調整局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室長 : 上田博三