報道発表資料
国立環境研究所では、このほど以下の3編の報告書をとりまとめたので公表する。
(1)ディーゼル排気による慢性呼吸器疾患発症機序の解明とリスク評価に関する研究
(2)廃棄物埋立処分に起因する有害物質暴露量の評価手法に関する研究
(3)化学物質の生態影響評価のためのバイオモニタリング手法の開発に関する研究
これら3課題は、いずれも国立環境研究所の特別研究として行われたもので、(1)は平成5~9年度、(2)は平成6~9年度、(3)は平成7~9年度にかけて実施された。
課題(1)では、気管支ぜん息や花粉症のようなアレルギー性呼吸器疾患と、自動車ディーゼル排気等による都市大気汚染との関連が疑われていることから、アレルギー反応に基づくディーゼル排気微粒子と、ぜん息様病態及びアレルギー性鼻炎の増悪の関係や肺がんの発生との因果関係等について研究を行った。
課題(2)では、廃棄物の埋立処分場から発生する浸出水等による環境汚染が懸念されていることから、埋立処分場に由来する汚染物質を出来るだけ多く測定できる分析法の開発を行うとともに、処分場から環境中に放出される有害物質の定性的、定量的把握のための研究を行った。
課題(3)では、環境に放出される多種多様な化学物質による環境汚染のリスクを評価するため、水生生物を活用したバイオモニタリング手法の開発を試みた。
1 公表する報告書の名称及び担当(1)ディーゼル排気による慢性呼吸器疾患発症機序の解明とリスク評価に関する研究
(2)廃棄物埋立処分に起因する有害物質暴露量の評価手法に関する研究
(3)化学物質の生態影響評価のためのバイオモニタリング手法の開発に関する研究
これら3課題は、いずれも国立環境研究所の特別研究として行われたもので、(1)は平成5~9年度、(2)は平成6~9年度、(3)は平成7~9年度にかけて実施された。
課題(1)では、気管支ぜん息や花粉症のようなアレルギー性呼吸器疾患と、自動車ディーゼル排気等による都市大気汚染との関連が疑われていることから、アレルギー反応に基づくディーゼル排気微粒子と、ぜん息様病態及びアレルギー性鼻炎の増悪の関係や肺がんの発生との因果関係等について研究を行った。
課題(2)では、廃棄物の埋立処分場から発生する浸出水等による環境汚染が懸念されていることから、埋立処分場に由来する汚染物質を出来るだけ多く測定できる分析法の開発を行うとともに、処分場から環境中に放出される有害物質の定性的、定量的把握のための研究を行った。
課題(3)では、環境に放出される多種多様な化学物質による環境汚染のリスクを評価するため、水生生物を活用したバイオモニタリング手法の開発を試みた。
(1) | 「ディーゼル排気による慢性呼吸器疾患発症機序の解明とリスク評価に関する研究」 (担当:地域環境研究グループ大気影響評価研究チーム 前総合研究官 嵯峨井勝) |
(2) | 「廃棄物埋立処分に起因する有害物質暴露量の評価手法に関する研究」 (担当:化学環境部計測管理研究室長 白石寛明) |
(3) | 「化学物質の生態影響評価のためのバイオモニタリング手法の開発に関する研究」 (担当:地域環境研究グループ化学物質生態影響評価研究チーム 前総合研究官 畠山成久) |
2 報告書の要旨 (別添のとおり)
3 閲覧・入手についての問い合わせ先
● | 国立環境研究所の刊行物は、以下で閲覧することができます。 ・国立環境研究所図書室(複写サービスはありません) ・国立国会図書館 |
● | 残部があるものは頒布(送料のみ要負担)していますので、下記へお問い合わせ下さい。 |
連絡先:国立環境研究所環境情報センター 研究情報室普及係 (TEL: 0298-50-2343)
添付資料
- 「ディーゼル排気による慢性呼吸器疾患発症機序の解明とリスク評価に関する研究」(平成5~9年度)
- 「廃棄物埋立処分に起因する有害物質暴露量の評価手法に関する研究」(平成6~9年度)
- 「化学物質の生態影響評価のためのバイオモニタリング手法の開発に関する研究」(平成7~9年度)
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境研究技術課
課 長 :勝又 宏 (6240)
課 長 補 佐 :滝村 朗 (6242)
担 当 :奥野 正和 (6245)
環境庁国立環境研究所
主任研究企画官:小野川和延 (0298-50-2302)
担 当 課題(1):森田 昌敏 (0298-50-2332)
課題(2):白石 寛明 (0298-50-2455)
課題(3):畠山 成久 (0298-50-2503)