報道発表資料

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1998年06月12日

「世界砂漠化・干ばつ対処の日」とその関連行事について

6月17日は、砂漠化問題についての普及・啓発を推進するため、国連総会決議に より「世界砂漠化・干ばつ対処の日」と定められている。
 これに関連して、国内では、環境庁の後援により6月16日にパネルディスカショ  ン「砂漠化問題にどう取り組むか」が開催される。

 6月17日は、1994年の同日に「砂漠化に対処するための国連条約」が採択された ことを記念して、国連総会決議で「世界砂漠化・干ばつ対処の日」と定められている(注 )。
 本条約は、開発途上国(特にアフリカの国)において深刻化する砂漠化・干ばつ問題に 対し、国際社会がその解決に向けて協力することを規定した条約で、我が国も本条約の締 結の承認を国会に求めることを今年5月29日に閣議決定している。  環境庁でも、これを機に、砂漠化問題の一層の普及・啓発等を図っていくこととしてお り、「世界砂漠化・干ばつ対処の日」の一環として、環境庁の後援により、パネルディス カッション「砂漠化問題にどう取り組むか」が6月16日に開催される(別添参照)。

   (注) これまでは英語の「combat」を「防止する」と訳し、「世界砂漠化・ 干ばつ防止の日」としていたが、「砂漠化に対処するための国連条約」を国会に提出した 際、本条約では砂漠化の「防止」のみではなく、砂漠化した土地を「再生する」ことも「combat」の中に含まれていること等から「対処する」と訳すことになったため、「 世界砂漠化・干ばつ対処の日」に変更した。

(別添)

    パネルディスカッション「砂漠化問題にどう取り組むか」

(1)日時

平成10年6月16日(火) 午後3時から5時半まで
(2)場所 環境パートナーシップオフィス会議室
東京都渋谷区神宮前5ー53ー67コスモス青山
(3)主催 社団法人海外環境協力センター(OECC)
(4)共催 緑のサヘル、西アフリカ農村自立協会
(5)後援 環境庁
(6)内容 {1}発表
・基調講演「最近の砂漠化の状況」 (国連大学客員教授 小堀教授)
・関係省庁の取り組み (環境庁、外務省、農林水産省〔予定〕)
・関係国の取り組み状況 (在京イラン大使館、在京モロッコ大使館)
・NGOの取り組み (緑のサヘル、西アフリカ農村自立協会)

{2}パネルディスカッション「砂漠化問題にどう取り組むか」
 発表者によるディスカッション
(7)問合せ先 社団法人海外環境協力センター(OECC)
 担当 並里、岩上 (電話番号 03ー5472ー0144)
(8)その他 参加は自由(無料)。
 ただし、会場が広くないため参加者多数の場合にはお断りすることがありますので予め御了承下さい。
連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課課  長  :小林  光
課長補佐 :藤田 賢二(6765)
 担  当  :相ノ谷容造(6764)